「天然石のまま!素材を生かした石垣を築く積職人!」
・野面石専門の石工とは?
自然の石を加工せずに、そのままの姿で、石積を積み上げる職業の人。
一般に石屋の「石工(いしく)」と呼ばれる人は、この人のことだ。
なお、
石積の業は奥が深く、戦国時代から城壁を築き上げてきた「穴太衆(あのうしゅう)」「越前衆(えちぜんしゅう)」などのプロ集団や、そこら辺の石垣を積む、ただの石屋が存在する。
石材の加工方法では、「野面石」「打ち込み接ぎ(はぎ)」「切り込み接ぎ」の3種類があり、石垣の積み方の種類では、「崩れ積み」「玉石積み」「亀甲積み」などに分かれる。
と、まぁ、
歴史もあり、奥も深い・・・
- 1.職業(野面石専門の石工の仕事)
- 2.能力(野面石専門の石工の強さ)
- 3.装備(野面石専門の石工の装飾品)
- 4.特技(野面石専門の石工の得意技)
- 5.特長(野面石専門の石工の性格)
- 6.転職(野面石専門の石工の将来)
- 7.総括(野面石専門の石工のまとめ)
1.職業(野面石専門の石工の仕事)
石積の「普通職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:野面石専門の石工
LEVEL:5(経験年数5年以上)
HP:40(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:1825(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:石積(正式名:石工事業)
職業:職人(正式名:石工)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
【石積の積作業】
「野面石(のづらいし)」を使った谷積み、乱積みを最も得意とし、梃子(てこ)バールを使いこなして、起用に石を並べていくのが仕事。
そして、
得意なフィールドは、圃(ほ)場整備などの区画整理の石垣で、畑や田んぼの石垣積の仕事が多い。
なお、
石積の職人の仕事は「積み方」と「掛け方」の二つの流派(職業)に分かれる。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日(月6日)の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年438万円(月37万円)
日給は一日14,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,750円で、建設界の普通作業員よりかなり高い賃金(作業員の1.4倍、キャバ嬢には負ける)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×14000円=438万円となる。月給は月26日×14000円=37万円なり。
・残業:年13万円(月11000円)
石積工事の場合、圃場整備の石垣や個人宅の石垣が多いので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどしない。
計算すると、月5時間×1750円×1.25倍=11000円、年12ヶ月×11000円=13万円なり。
・休出:年0円(月0円)
日曜出勤、夜間作業ともに出ることはほとんどない。
・賞与:年14万円(1回7万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。まれに盆正月の小遣いとして、7万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収465万円(月給39万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-17万円(月-1.4万円)
石積工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-21万円(1回-7万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-94万円(月-7.8万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約22%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収333万円(月給28万円)
額面の年収465万円(月給39万円)
年間の差額 -132万円(月間-11万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(野面石専門の石工の強さ)
石積の「普通職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:30ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。どんなに大きな石でも「てこの原理」を利用するので、普通の力があれば良い。
うでまえ(技前)
技: 7 ★★★★★★★☆☆☆
手先の器用さのこと。石を積むには相当な【伎前(うでまえ)】が必要で、それプラス、「勘のよさ」が要求される。
たいりょく(体力)
体: 7 ★★★★★★★☆☆☆
持久力の長さのこと。巨大な石を相手に作業をしなければならず、当然体力を消耗する。
かしこさ(賢さ)
賢: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。計算、暗記などの賢さはいらないが、次の石積を読めるぐらいの頭の良さは必要。
すばやさ(素早さ)
速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。素早さよりも正確さが必要で、慌てずに作業しよう!
こころのつよさ(心の強さ)
心: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。石積の作業時に吊られてきた石は必ず納めないといけない。その時、強い精神力がいる。
3.装備(野面石専門の石工の装飾品)
石積の「普通職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
梃子属性:チタン製のテコバール
鉄鎚属性:石屋玄能(はづち)
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:だいぶ傷ついたヘルメット
【籠手系】
手の保護:厚手の軍用手袋
【鎧系】
体の保護:破れにくい作業服
体の防寒:ボア付きジャンパー
【甲掛系】
足の保護:厚手の土木用靴下
足の防護:編み上げの安全靴
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:釘を入れるくぎ袋
【工具系】
計測器:勾配器
装飾品:中太の水糸
装飾品:コンベックス3.5m
【乗物系】
専用車:道具積トラックの運転手
4.特技(野面石専門の石工の得意技)
石積の「普通職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【梃子原理(腕技)】
難易度:4 ★★★★☆
「支点、力点、作用点」を使い、力を使わずにモノを動かす「てこの原理」なる物理な技。重い石を簡単に動かす。頭ではわかっていても、いざ、現場に出ると、なかなか使えない技でもある。鍛錬を怠らぬように。
【三点付(腕技)】
難易度:4 ★★★★☆
石垣を積む際に、据え付ける石が三つの石に接しなければ、堅固な石垣が積めない技。素人の石積職人が、できない技でもある。
【石界のタブー(腕技)】
難易度:3 ★★★☆☆
「芋継ぎ」、「四ツ目字」、「八ツ目地」と、石積界では絶対にしてはならない施工方法。これを知らない者は「モグリ」と呼ばれ、バカにされる。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:石神の合図(話技)】
難易度:4 ★★★★☆
バールを使わず、クレーンのオペレータを使って、己の口の合図だけで石を据え付けさせる技。「そんなことができるのか!」と思われる技でもある。
持っておきたい資格術
【国家技能:2級石材施工技能士】
難易度:3 ★★★☆☆
国が認める技能検定の資格で、石材の加工、積み方、張り方が学べる。持っているとちょっとカッコイイ。
5.特長(野面石専門の石工の性格)
石積の「普通職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・自分が積み上げた石垣が、この先何百年と後世に残る。
・石垣が積みあがった時、何とも言えない爽快感が好きだ!
悪いところ
・中腰での作業が多いので、体力的にキツイ。
・造成中のほ場の現場では、夏は灼熱、冬は極寒。
社会的地位
・階級:メタルカラー(中流階級)の貧乏脱出層
メタルカラーに分類され、業界内で周りからの評価も高い。しかし一般人に言わせると、区別がつかない。
生き残り
職人レベルにもなると会社からの評価もあり、彼がいないと仕事にもならないので、簡単にはやめさせられない。かなり重要なポジションの職業。生き残れる!
6.転職(野面石専門の石工の将来)
石積の「普通職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
石積の普通職人で【野面石専門の石工】から始めよう。
・なりかた1:長い長い、下積み経験を味わった。
・なりかた2:石の面(つら)が、どれか解る。
そのあと・・・
修業を行い、さらなる上級位の石積の上級職人【玉掛け専門の石工】に進化しよう!
・なれる条件1:野面石の石工よりも「発言力」がある。
・なれる条件2:時には、現場監督にも、同等の発言力を持つ。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:道路の石垣積みの仕事もある【一般土木の普通職人】は、どうでしょう。
・おすすめの転職先2:伝統ある、日本庭園を築くため【造園の普通職人】を、始める。
7.総括(野面石専門の石工のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
石積工事の職人。
工事現場でよく見る、石を使った石垣を積む作業をしている人である。
そして、
その歴史は古く、数多くある建設業の中でも、安土桃山時代から存在し、その技をふるまう者もいると聞く・・・
と、
言うことで、石積職人を分析してみました。
あしからず・・・
積。
・ほかの石積工事の職業も見てみる。