「隧道(ずいどう(トンネル(穴掘)))と呼ばれる仕事の職業の長!!」
・地底界の坑夫長とは?
坑夫を従え、トンネルを完成させるため、トンネル工事の「親方」的な存在で、一般土木工事でいうところの「棒心」的存在。
彼が活躍することによって、組の職員(特定土木の監督)は、安心して作業を任せられるという。
そして、
建設界きっての高給取りでもある、
そんな、地底界の坑夫長に、
興味は・・・ないかい?
- 1.職業(地底界の坑夫長の仕事)
- 2.能力(地底界の坑夫長の強さ)
- 3.装備(地底界の坑夫長の装飾品)
- 4.特技(地底界の坑夫長の得意技)
- 5.特長(地底界の坑夫長の性格)
- 6.転職(地底界の坑夫長の将来)
- 7.総括(地底界の坑夫長のまとめ)
1.職業(地底界の坑夫長の仕事)
トンネルの「上級職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:地底界の坑夫長
LEVEL:20(経験年数20年以上)
HP:40(肉体のつよさ)
MP:20(頭脳のつよさ)
経験値:7200(次のレベルまであと365日)
業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:トンネル(正式名:とび・土工工事業)
職業:職人(正式名:トンネル世話役)
階級:上級の位
おもな仕事と思われる内容
シールド工法と呼ばれる方法で、トンネルを作る仕事の職長。大体の仕事の流れを以下に示す。
【地上詰所(坑外)の仕事】
ほとんどない。トンネル作業の打合せや、安全関係に関すること、休憩や着替え以外は使わない。
【地上建屋(坑外)の仕事】
ただ、通るだけ。建屋の建設時と解体時以外には仕事はない。
【発進立坑(坑内)の仕事】
毎日通るだけ。立坑の建設時と解体時に常用で作業するだけ。
【到達立坑(坑内)の仕事】
最後に一回通るだけ。立坑の建設時と解体時に常用で作業するだけ。
【切羽前線(坑内)の仕事】
この戦場が仕事。
1.発進立坑の掘削。
2.発進用の反力架台制作。
3.シールドマシン搬入・組み立て。
4.鏡開き。
5.シールドマシン発進します!
6.掘っては組み、掘っては組み。(ここがホントの仕事)
7.無事到達立坑に到達。
8.引き上げ撤収。
以後、二次覆工の作業へと引き継ぐ。
と、
以上のような作業である。
気になる給料の中身
赤裸々に告白!ホントにもらった給料を大暴露!
【やとわれ方】
・雇用形態:出稼ぎ労働者
会社と期間限定の雇用契約を結んでいる労働者。いわゆる「季節労働者・期間工」と呼ばれる者で、一応トンネル工事が終わるまでは社員である。
・賃金形態:出来高制
1リングいくら?の「手間受け賃金」と呼ばれており、一日に施工したセグメントのリング数により、リング数×リング単価=給料で支払われる。
※出来高制のシールド掘削期間は、一年間のうち半分くらい。残りは、地上建屋と発進立坑、到達立坑の準備と片付けで、日給製の常用賃金となる。
・勤務形態:時間労働
トンネル工事の場合、2~3交代制で現場が回る。2交代の場合、7時~6時までの10時間労働で、休日が土・日曜日とすると、年間260日(月22日)の出勤日数となる。また、日給制と出来高制なので働いた分で、給料は変動する。
【きほんの給料】
・給与:年910万円(月76万円)
常用賃金は、一日25,000円の日当がもらえる。
出来高賃金は、平均4リング×単価11250円=45,000円の日当がもらえる。
そして、年間平均日給は35,000円、時給にすると4,375円で、建設界の普通作業員は「そんなにもらえるの!?」と、ビックリするほどの賃金(作業員の4.4倍、キャバ嬢の約2倍ちょっと)がもらえる。
計算すると、
なんと!年収は年260日×平均35000円=910万円。月間で910万円÷12ヶ月=76万円となる。
・残業:年0円(月0円)
トンネル工事の場合、大手ゼネコンの仕事柄、残業はほとんどない。また、2交代制の場合、残業は日当の中に含まれる。
・休出:年0円(月0円)
大規模な公共事業の工事。休日出勤なんてない。
・賞与:年0円(1回0円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では年2回の賞与があるが、出稼ぎの場合、日当が高い分ほとんど期待できない。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できない。が、宿舎や食事は支給される。
※仮の給料
額面の年収910万円(月給76万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-0円(月-0円)
トンネル工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があっても、安心していい!トンネルの中だ!雨にはぬれない。しかも、気温は年中一定で、快適な作業環境。
・連休による休み:年-53万円(1回-17.5万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-223万円(月-18.6万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約26%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収634万円(月53万円)
額面の年収910万円(月76万円)
年間の差額 -276万円(月-23万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!たぶん・・・
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(地底界の坑夫長の強さ)
トンネルの「上級職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:36ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■■■□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。力仕事は坑夫たちに任せるので、普段は必要ないが、それとは別の坑夫達を動かす「見えない力」が必要。
うでまえ(技前)
技: 8 ★★★★★★★★☆☆
操作技術の高さのこと。シールドマシンの操作ができる唯一の職人だけに、誰にも使えない技を持つ。そしてその技は、経験と勘が頼りだ。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。掘削中は座っているだけだが、そのほかの作業時には働かねばなるまい。そのため自然と体力は必要となる。
かしこさ(賢さ)
賢: 6 ★★★★★★☆☆☆☆
頭の良さのこと。各計器の見方、各スイッチの操作手順、トラブルの回避方法などと、いろいろ覚えることが多い。多少の賢さは必要になる。
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。シールドマシンを動かす仕事なので、本人の素早さはいらないが、出来高制だけに気持ちは急ぐ。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 7 ★★★★★★★☆☆☆
精神力の強さのこと。シールドマシンの操縦は、見た目は座っているだけなので楽そうに見えるが、絶対に失敗が許されない非常にシビアな操作である。そのため、計測器やモニターと「にらめっこ」になる。強い精神の強さがいるぞ!
3.装備(地底界の坑夫長の装飾品)
トンネルの「上級職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【機械系】
専用の武器:シールドマシン機側の制御盤
普通の武器:スクリューコンベアの操作盤
普通の武器:油圧ジャッキの操作盤
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:職長シール付きヘルメット
【籠手系】
手の保護:使い込まれた運転グローブ
【鎧系】
体の保護:年季の入った円管服
体の防寒:いらない
体の防暑:いらない
【甲掛系】
足の防護:耐油性の安全長靴
どうぐ(道具)
【工具系】
装飾品1:GPS・ジャイロ・レベリング
装飾品2:連絡用の坑内電話
【乗物系】
乗り物:移動用箱バンの助手席
4.特技(地底界の坑夫長の得意技)
トンネルの「上級職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【LV1:カッターヘッド(操作技)】
難易度:4 ★★★★☆
「土を掘る。」が、コンセプトの技。シールドマシン前面のカッターフェイスを回転させながら、岩をも削り取り突き進んでいく。
【LV2:スクリューコンベア(操作技)】
難易度:4 ★★★★☆
「土を運ぶ。」が、概念の技。カッターヘッドの技で削った後、チャンバー内に溜まった泥土を、スクリューコンベアを使い搬出する。
【LV3:シールドジャッキ(操作技)】
難易度:4 ★★★★☆
「前に進む。」が、任務の技。すべてはこのジャッキの推進力で、掘進スピードが決定される。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:三位一体(複合奥義)】
難易度:5+ ★★★★★+★
上記の三つの技が複合して絡み合い、そして、一つになった時、とんでもない力が発揮されるという、トンネル工事の上級職人にのみ許された奥義。ただ、どんな奥義なのかは、ただいま解明中である。
持っておきたい資格術
【シールドマシン取扱説明書】
難易度:4 ★★★★☆
現場一品受注製作のシールドマシンの取り扱いが、事細かに書かれた説明書。一回見たくらいでは、とてもじゃないが覚えられない代物。
5.特長(地底界の坑夫長の性格)
トンネルの「上級職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・このクラスになると、お金の心配をしなくて済む。
・何といっても現場の中では一番偉い。
・太陽の光が当たらないので、建設の仕事の割には肌が白い。
悪いところ
・地上の世界と完全に交流を絶たれる。(仕事中だけです)
・出稼ぎである以上、寂しい時に家には戻れない。
社会的地位
階級:メタルカラー(中流階級)の中流階級層
建設業では「メタルカラー」と呼ばれる中流階級に位置している。しかし給料面だけ見ると、「ホワイトカラー」と呼ばれる上流階級を飛び越し、「ゴールドカラー」と呼ばれる特流階級の一員だ!
生き残り
誰にもマネできないシールドマシンの操作技を持つだけに、仕事がなくなることはまずない。どこのトンネル会社に行っても「引っ張りだこ」だろう。
6.転職(地底界の坑夫長の将来)
トンネルの「上級職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
トンネルの上級職人で【地底界の坑夫長】から始めよう。
・なりかた1:トンネルの坑夫の中では、勤続年数が一番長く20年以上になる。
・なりかた2:今回は「1リングいくら?」の出来高契約でやってみようと思ってる。
・なりかた3:職長として「荒くれ者」の作業員達をまとめる能力は、高い方だと思う。
・なりかた4:単純に金が欲しい。
そのあと・・・
修業を行い、さらなる上級の位でトンネルの神様【地上界の坑夫長】に進化しよう!
・なれる条件1:地上建屋の中央操作室からの遠隔操作で、シールドマシンを操ることができる。
・なれる条件2:坑夫のくせに、コンピューターの扱いに関して、やたらと詳しい。
・なれる条件3:組の職員(ゼネコンの監督)に負けないくらいのトンネル知識を持っている。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先:ここまでシールド工法を極めたのなら、一生安泰の【特定土木の普通監督】になるしかない!
7.総括(地底界の坑夫長のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
一般人にも、建設人でもあまりなじみがない、トンネル工事の職長。
仕事柄、地底内での作業なので、一般の目に触れないのは当たり前。
しかし、
その、目にみえないトンネル工事の現場では、今日も坑夫たちが、せっせと穴を掘っている。
もしかしたら・・・
今、あなたの足元を掘っているかもしれない・・・
高賃金をもらいながら・・・
操。
・そのほかのトンネル工事の職業を見てみる。