「舗装界の施工管理を選びし、良き者よ!舗装の技を極めよ!」
・アスファルトの現場員とは?
舗装業界における「施工管理」を任される、監督と呼ばれる職業に就いた者のことを言う。
現場の監督(海外ではフォアマンと言うらしい)の仕事ということで浮かれている者もいると思うが、どこの建設業界でも一緒で監督という立場の職業は甘くはない。
しかし!!
その先には、
成功という「栄光の架け橋」が待っている!!
※主要部隊 転圧機械三種
ダンプトラック4tに乗せたプレート・ランマ・ローラー
ジオン公国軍MOBILESUIT-ZAKUⅡ VERSION
- 1.職業(アスファルトの現場員の仕事)
- 2.能力(アスファルトの現場員の強さ)
- 3.装備(アスファルトの現場員の装飾品)
- 4.特技(アスファルトの現場員の得意技)
- 5.特長(アスファルトの現場員の性格)
- 6.転職(アスファルトの現場員の将来)
- 7.総括(アスファルトの現場員のまとめ)
1.職業(アスファルトの現場員の仕事)
舗装の「普通監督」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:アスファルトの現場員
LEVEL:3(経験年数3年以上)
HP:35(肉体の強靭さ)
MP:15(頭脳の明快さ)
経験値:1095(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:舗装(正式名:舗装工事業)
職業:監督(正式名:主任技術者)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
舗装工事の「現場のほう」の管理が主な業務である。
【工程管理】
現場の進み具合や天候の良しあし、材料の搬入時期など、時間にかかわる作業の調整。
【出来形管理】
水準測量時のレベルを見る「レベルマン」やスタッフを立てる「スタッフマン」の作業。
舗装の出来形を測るときのテープマンや、その補助役。
【品質管理】
アスファルト舗設時の合材の温度管理。
路盤施工時の締固め密度試験。
【写真管理】
舗装工事中の施工状況写真や出来形写真の撮影。
【安全管理】
KY活動、新規入場者教育などの安全書類作成。
【その他】
あとは、アスファルト舗装時のスコップマンの作業とプレートマンの作業。
そのほか、いろいろな雑用全般。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:正式社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者。
世間では「サラリーマン」とも呼ばれ、土木作業員たちからは「この月給取りが!」と、罵られてる。そのおかげで給料は変動しない。
・賃金形態:月給制
毎月固定の「月給賃金」で、働いた時間や日数に関係なく、一か月分の給料としてもらえる。
ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
基本的に、一日8時~17時までの8時間労働で、休日が日曜日だけの年52日の休み。計算すると月間26日、年間313日の出勤日数となる。
【きほんの給料】
・給与:年376万円(月31万円)
基本給は、月給31万円の固定。
日給換算で12,000円、時給換算すると1,500円。建設界の普通作業員よりちょっと高い水準の賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。
計算すると、年間で12ヶ月×31万円=376万円となる。
・残業:年0円(月0円)
舗装監督の場合、公共工事が主な元請け工事であるため、書類作成の事務残業が発生する。月25時間、年300時間程度かな?
が、月給取りの場合、残業はほぼほぼつかない。あしからず・・・
・休出:年18万円(月1.5万円)
この舗装工事には「夜間工事」と呼ばれる、真夜中にする作業が年間平均30日ほどある。
それを計算すると、年30日×割増差額6000円=年18万円、月1.5万円ほどになる。
・賞与:年60万円(1回30万円)
ボーナスのこと。通常舗装の監督の場合、正式社員ということで、年2回の賞与がある。だいたい1か月分の30万円ほどもらえると思う。
・手当:年48万円(月4万円)
通勤手当が月5000円、携帯手当が月5000円、現場手当が月2万円、資格手当が月1万円支給される予定。
※仮の給料
額面の年収502万円(月42万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-0円(月-0円)
舗装工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日となるが月給取りの場合、関係がない。
・連休による休み:年-0円(1回-0円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
が、月給取りの場合は、何日休もうが関係ない。これが現場監督の強み。
・税金による搾取:年-110万円(月-9.2万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、額面の給料から各種休みを引いた「総額の22%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収392万円(月33万円)
額面の年収502万円(月42万円)
年間の差額 -110万円(月-9万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。
これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(アスファルトの現場員の強さ)
舗装の「普通監督」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:30ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。土木工事ほどの力作業は、あまりない。機械作業が主なだけに。
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
管理能力の高さのこと。現場管理者として、技術は必要となる。特に水準測量のレベル技に関しては。
たいりょく(体力)
体: 7 ★★★★★★★☆☆☆
持久力の長さのこと。舗装屋の監理者なる者は体力が必要である。特に真夏は。
かしこさ(賢さ)
賢: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。すこしは賢くなければ現場監督になれない。足し算と引き算は、できるようになろう!
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。舗装の段取りを止めないように、素早き判断と行動が必要。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。先輩方の【ありがたいお言葉】に耐える心の強さが必要。
3.装備(アスファルトの現場員の装飾品)
舗装の「普通監督」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【測量系】
水準属性:使い古しのオートレベル
水準属性:アルミ製のスタッフ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:笛のついたヘルメット
【籠手系】
手の保護:使い捨ての厚手軍手
【鎧系】
体の保護:丈夫な作業服
体の装飾:高反射素材の安全ベスト
【甲懸系】
足の保護:舗装用の厚靴下
足の防護:マジックテープの安全靴(舗装用)
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:なし
【工具系】
道具:ガラス繊維製のテープ
【管理系】
写真属性:デジタルカメラ
写真属性:工事用黒板
測定属性:デジタル式の温度計
測定属性:密度試験機器
【乗物系】
専用車:中古の軽の箱バン
汎用車:同上
4.特技(アスファルトの現場員の得意技)
舗装の「普通監督」が経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【管理技:水準測量】
難易度:3 ★★★☆☆
舗装工事の測量の要であるレベルを使った高低差測量の技。時には数kmに及ぶ公道の舗装高を測らなければならない、と言う体力が必要な技。
【管理技:平面測量】
難易度:3 ★★★☆☆
工事の着工前や舗設完了後に道路幅員、施工延長を測り面積を出す技。主に平均幅員×延長で面積を出す「平均断面法」、三辺の長さで面積を出す「三斜面積法(ヘロン公式)」、図面上からプラニメータを使って面積を出す「図上面積法」の3つが存在する。
【測量技:舗装工計算術】
難易度:4 ★★★★☆
舗装工事専用に磨かれた独自の測量術。様々な種類があり、覚えるのも大変。
できれば覚えたい特殊技
【会話技:発注者との打合】
難易度:3 ★★★☆☆
まず、最初に覚えなくてはならない発注者とのトーク術。すべての連絡事項は、現場代理人を通して行われるため「コミュニケーション能力」が必要となる。口下手な人にはつらい技だが、現場代理人をする以上、避けては通れない技である。
【会話技:発注者との協議】
難易度:4 ★★★★☆
上級監督が作ってくれた設計変更の内容を発注者に説明する技。とりあえず「はい!はい!」と言っておけば、どうにかなる。話下手な人にはキツイ技だが主任技術者をする以上、避けては通れない技である。
【会話技:地権者との折衝】
難易度:4 ★★★★☆
どこの工事現場にも、かならず一人はいる「すこし変わった」地権者や地主さんの要望や苦情を処理する技。ここを間違うと大きな問題へと発展する、少々危険な技でもある。
【会話技:工事竣工検査】
難易度:1 ★☆☆☆☆
現場代理人、主任技術者ともに避けては通れない、請け負った工事を発注者に引き渡す最後の検査技。検査日の2時間を何とか乗り切れば、いつの間にか終わっている。
持っておきたい資格術
【民間資格:1級舗装施工管理技術者】
難易度:3 ★★★☆☆
民間団体が行う1級の位を持つ舗装の技術を深く掘り下げた資格。だが主任技術者になることができないため、ただの「自慢」にしかならない資格。
【国家資格:2級土木施工管理技士】
難易度:4 ★★★★☆
この資格を取らないことには、公共工事の現場監督(主任技術者)になることができない。監督を目指すなら、どうしても取得しなければならない。(10年以上の実務経験という技もあるが・・・)
5.特長(アスファルトの現場員の性格)
舗装の「普通監督」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・舗装の現場監督と言われるだけあって、将来が安定している。(クビにならなければ)
・作業員と違い、舗装用の建設機械に乗れるチャンスがある。
・志高き者には向いている。
・監督クラスになると正社員が多いので、家庭持ちには良い。
悪いところ
・夜間工事多く、夜型人間になることも。
・現場管理と現場作業の両方を、こなさなければならない。
・とにかく体力的にはキツイ。
・よく怒られる。
社会的地位
階級:メタルカラー(中流階級)の貧乏脱出層
現場監督と呼ばれる職業は、俗に「メタルカラー」と呼ばれ「ブルーカラー」と呼ばれる作業員の上級階級に当たる。世間的にも「監督さん」といえば聞こえは良い。
生き残り
舗装界の現場監督といえば大変必要とされる職業であるが、体力的に続かない者が多いと言われる。
6.転職(アスファルトの現場員の将来)
舗装の「普通監督」の職を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
最初に【アスファルトの現場員】で舗装の普通監督になり、職を極めよう。
・なる方法1::修業期間3年以上。
・なる方法2:2級土木施工管理技士の資格を取る!
・なる方法3:1級舗装管理技術者の資格を取る!
・なる方法4:暑さに耐えた。
そのあと・・・
レベルを上げて【アスファルトの1土施技士】と言われる上級の位に進化しよう!!
・なれる条件1:修業期間10年以上。
・なれる条件2:舗装工のすべての工種(スコップマン、レーキマン、アジャスターマン、ローラーマン、バックホーマン、グレーダーマン、フィニッシャーマン、※ホソーノオバチャンは除く)を経験した。
・なれる条件3:土木施工管理技士(1級)の資格を取得した。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:舗装工事で培った技術を生かし、一般土木の普通監督【2級土木の施工技士】を目指してみてはいかがでしょうか・・・
7.総括(アスファルトの現場員のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
舗装界の現場監督を目指し突き進む者よ!!
監督になったからと言って、楽できるとは思わないほうが良い。
本物の現場監督になるのに、10年の修行は必要と思える。
特に舗装工事の現場監督は・・・
がんばるのだ!
現場で戦っている君の姿を、誰も笑わない。
「ファイト。」・・・
責。
・舗装の会社の中身を見てみる。
・ほかの舗装の職業を見てみる。