ケンセツクエスト~建設界の神々の職業を求めて~

【伝説の土木職人】に【あこがれの現場所長】や【幻の事務員秘書】など・・・さまざまな建設業の業種と職業の紹介!

【上水道工事業】青水色のパブリックウォーターとは?どんな会社?

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「インフラの属性【水】に命の技を懸けた男たちの業!」

 

・青水色のパブリックウォーターとは?

建設業界の【設備系】と思われがちだが【土木系】の種族に属し、公共水道の業(わざ)を持って、上水道工事の完成を請け負う者の総称。

パブリックウォーター(公共の水道屋)と呼ばれ、社会資本のインフラである「水道水」を担当し、公共の道路の中に「送水管、配水管」と呼ばれる、水道の本管を設置する業者のことを言う。

また、

我々が毎日おいしく水を飲めるのも、この人たちのおかげでもある。

その名の通り【水】系の属性を持ち、【青】の色を好むと言われる。

 

 

1.任務~上水道工事の仕事~

【上水道工事業】という任務を遂行する者の仕事内容など。

 

基本情報

業界:建設業 0301

種族:土木系

業種:上水道工事

許可の規模:一般

許可の種類:土・と・管・水

 

上水道工事業の特長

市町村が主体の「上水道事業」の工事を得意とする。

その工事内容は、

取水施設:原水と呼ばれる地表水や地下水を取水する施設

導水管:取水施設から、浄水場まで送る管

浄水施設:取水した水を、浄化、消毒して上水道へ供給する施設

送水管:浄水場から、配水場まで送る管

配水施設:浄化された上水道を、各家庭に配水する施設

配水管:配水場から、給水地区まで送る管

給水管:配水管から分岐して、各家庭の給水装置まで

と、言う流れである。

 

この工事で扱う管材の種類は?

【金属管】

ダクタイル鋳鉄管:日本で一番使われている水道管。管の種類は、従来型のA形K形のほかに、耐震性に優れたNS型やGX形がある

ステンレス鋼管:ステンレス鋼を使った水道管。さびにくく、仮設配管などにも使われる。

【樹脂管】

ポリエチレン管(青ポリ):材質には第三世代の高密度ポリエチレン(HPPE)を使用して、耐震性、耐久性に優れる。継手には融着式が使われる。

ポリエチレン管(二層管):材質には第二世代の鎖状低密度ポリエチレン管(PE)を使用して、柔軟性に優れている。継手には金属式が使われる。

ポリエチレン管(一層管):材質には第一世代の古いポリエチレン管(PP)を使用しており、現在はあまり使われない。

塩化ビニル管(塩ビ管):従来の塩化ビニル管(VP)と耐衝撃性に優れた(HIVP)の種類があり、加工性、経済性に優れる。

以上が主となる材料だ!

 

メインとなる上水道工事の種類と割合

「送水管、配水管、給水管」と公道下に布設する水道工事が多く、そのほかに「取水施設や浄水施設」などの、施設内の設備配管が主な工事。

公共の水道管工事:50%

公共の上水道施設:30%

民間の上水道工事:10%

その他いろいろ:10%

 

公共工事と民間工事の比率

上水道工事は市町村が管理するので、公共工事での発注になる。そのため民間工事はあまりない。

公共工事の比率:95%

民間工事の比率:5%

 

元請けと下請けの割合

公道に布設する上水道工事は、「土木一式工事」で発注されるので、土木会社からの一次下請けが多くなる。もちろん、直接元請けになることもある。

元請け率:50%

下請け率:50%

 

自社施工と外注施工の割合

配管職人を筆頭に、「土工~布設工~仮舗装工」と、すべての工程を自社施工で賄う。外注に出す工事と言えば、舗装版切断や不断水バルブ、本舗装の工事ぐらいである。

自社施工率:90%

外注施工率:10%

 

 

2.基地~上水道会社の能力~

それでは上水道の会社内部を格付けしてみた!

 

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規模力:Aランク

会社の大きさは普通であり、従業員の数は事務所が5人くらいで、現場が10~20人くらいの規模。

まぁ、どこにでもある一般的な水道屋を指す。

 

設備力:Sランク

水道屋に欠かせない、バックホウとダンプトラックを、数多く保有しなければならないので、かなり設備費用が掛かる。

 

人員力:Aランク

「剥ぎ取り~掘削~配管~埋戻~仮舗装」と一連の作業を行うため、一班4~5名の人数が必要となる。

 

資金力:Aランク

建設機械や、工事車両、電動工具など何かとお金がかかる。

 

総合力:Bランク

配管の技術が高い反面、水道工事の施工管理は得意だが、その他の業種の施工管理は得意ではない。

 

専門力:Sランク

公共事業の水道管の配管にかけて、ずば抜けた技術力を持ち、ほかの業者がまねできない知識を持つ。特にダクタイル鋳鉄管、配水用ポリエチレン管の技が得意。

 

 

3.組織~上水道業者の系譜~

上水道の任務を【遂行】するのに必要な職業と階級を紹介!

 

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上水道の社長(事務系)

水道業で飯を食っていくために、会社を立ち上げた張本人。彼がいないことには、何も始まらない。

普通社長の【公共水道の社長】

 

上水道の役員(事務系)

会社の中の管理を担当する役職付きの人。いつも社長から「利益!利益!」と言われる、つらい立場の中間管理職。

普通役員の【切れ者の部長】

 

上水道の監督(現場系)

現場の責任者で上水道を極めた監督。材料の種類が多く、かなりの知識量が必要で、計算力が高くないといけない職業。

普通監督の【上水道専門の技術屋】

 

上水道の職人(現場系)

水道業の「かなめ」である配管職人のことで、彼がいなければ「水道屋」を名乗れないとも言われる重要な職。

普通職人の【ベテラン配管工】

 

上水道の運転手(現場系)

「開削工」と言われるトレンチ掘削のオペレータのことで、バックホウやダンプトラックが主な運転である職。そして、この作業には、トップレベルの「繊細さ」持つ者が、最低1人は必要だ。

普通運転手の【開削工のオペレータ】

 

上水道の作業員(現場系)

土工での人力作業や、配管職人の手元、仮舗装の手伝いなど、現場の雑用には欠かせない職業。一班の中に2名は必要だ。

普通作業員の【ふつうの人夫】

初級作業員の【はじめての見習い】

 

 

4.資格~上水道の業に必要な証~

上水道工事の【業】を使うにあたり最低限必要な免許や資格!

 

建設業の許可

土木工事業(総合)

この許可を取得することで、公共の水道管布設工事を「元請け」で受注することが、可能となる。必ず取りたい許可。

 

とび・土工工事業(専門)

土工事、基礎工事の時に使える許可。開削工での床掘や埋戻の時に使える。

 

管工事業(専門)

公共の水道管布設工事には使えない許可。浄化槽設置工事の時や、建物内の配管工事に、この許可が威力を発揮する。

 

水道施設工事(専門)

敷地内の取水施設、浄水施設、配水施設、下水処理設備の築造・設置工事を行うのに必要な許可。

 

施工管理系の資格

上水道の監督を目指す者には必須の国家資格。1級と2級があるが「主任技術者」になる者は2級の資格で十分だ。

土木施工管理技士(国家資格)

建設機械施工技士(国家資格)

管工事施工管理技士(国家資格)

 

現場作業系の資格

運転手や職人、作業員に必要な資格。試験ではなく講習なので、比較的に取得しやすい。土木工事で使用する資格が多い。

車両系建設機械の整地等用(技能講習)

車両系建設機械の解体用(技能講習)

小型移動式クレーン運転(技能講習)

玉掛作業(技能講習)

研削といしの取替試運転(特別教育)

 

作業主任者系の講習

職人、監督が持っておきたい現場作業の責任者の証。上水道の場合、この2つで事足りる。

地山の掘削作業主任者(技能講習)

土留め支保工作業主任者(技能講習)

 

自動車系の免許

現場では、自動車の運転免許は必要で、4tクラスのトラックを運転できる能力がいる。大型のトラックには、あまり乗ることもないだろう。

普通自動車運転(免許)

中型自動車運転(免許)

 

 

5.格納庫~大きな機械の倉庫~

上水道工事の【武器】であり、最も活躍する建設機械や工事車両の種類!

 

上水道専用機

片側通行の道路や、幅がせまい道路での作業が多いので、小旋回のバックホウが大活躍する。機体の大きさは0.1~0.2m3クラスが一般的だ。

中折れ式のバックホウ

超小旋回のバックホウ

 

上水道小型機

エンジンを動力として、人力で動かす小型の建設機械。主に作業員が操作することが多い。

振動ローラー

バイブロプレート

タンピングランマ

プレートコンパクター

舗装カッター

エンジンカッター

 

工事車両系

水道工事の現場でよく使われる自動車。3tクラスのダンプトラックがよく使われる。

軽トラック

ダンプトラック

クレーン付き回送車

 

 

6.道具箱~小さな工具の小物入れ~

上水道工事には欠かせない【小道具】の数々!

 

工具系の道具

配管に使用する工具だけでも、自動車整備工並みの工具が必要。

パイプレンチ

トルクレンチ

塩ビカッター

スパナなど

 

測量系の道具

以外に測量の道具は少なく、巻き尺やスケールを使った計測が、主になる。

巻き尺テープ

コンベックス

クロスロッドなど

 

 

7.まとめ~要約してみる~

上水道工事の業(わざ)と言うものを、まとめてみました。

 

感想を書いてみる。

上水道工事とは・・・

工事の内容自体、一般の土木と変わりはなく、構造物を築造か、水道管を布設するかの違いだけだが、施工の難易度は土木工事の上位に位置する。

が、

水道管布設工事の内容自体は単純で、毎日「剥ぎ取り~床掘~基礎砂~管布設~保護砂~在来土~路盤工~仮舗装」と繰り返しで、複雑な作業はない。

しかし、

配管工には、特別な技術が必要で、寸法間違いが許されず、水漏れが絶対に許されないと言う。とても責任がいる仕事だ。

そして監督は、ち密な計算のもとに管割図を作成し、資材を段取りよく発注する。とても責任が重い仕事だ。

ぜひ、

上水道の職業を目指してみては・・・

 

 

 水。