「掘削、運搬、埋戻のまとめ役!すべての疑問はこのボクに。」
・重機屋の責任者とは?
土工工事の監督でありながら、その正体は「土工の職長」で土工専門の管理者のこと。
数多くいる重機のオペレータ達をまとめ上げて段取り通りに作業させる、言わば土工の「ディレクター」である。
そんな彼の仕事を分析してみよう!👇
- 1.職業(重機屋の責任者の仕事)
- 2.能力(重機屋の責任者の強さ)
- 3.装備(重機屋の責任者の装飾品)
- 4.特技(重機屋の責任者の得意技)
- 5.特長(重機屋の責任者の性格)
- 6.転職(重機屋の責任者の将来)
- 7.総括(重機屋の責任者のまとめ)
1.職業(重機屋の責任者の仕事)
土木土工の「普通監督」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:重機屋の責任者
LEVEL:5(経験年数5年以上)
HP:30(肉体のつよさ)
MP:10(頭脳のつよさ)
経験値:1825(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:土木土工(正式名:とび土工工事業)
職業:監督(正式名:職長)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
【土工の施工管理の仕事】
重機を使った掘削作業の高さ、位置の確認、調整。
オートレベルを使っての床掘高さのチェック。
トータルステーションを使った掘削位置の確認。
各現場での、重機やトラックの手配、準備。
などが、主な仕事だ。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年376万円(月31万円)
日給は一日12,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,500円で、建設界の普通作業員より少し高い水準の賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×12000円=376万円となる。月給は月26日×12000円=31万円なり。
・残業:年11万円(月9000円)
土工工事の場合、公共事業の下請け工事が主なので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度で、このくらいは残業とは呼べない。
計算すると、月5時間×1500円×1.25倍=9000円、年12ヶ月×9000円=11万円なり。
・休出:年0円(月0円)
夜間作業はほとんどなく、休日出勤もほとんどない。
・賞与:年60万円(1回30万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では年2回の賞与があるが雇われ社員の場合、一か月分の30万円ほどもらえることがある。
・手当:年12万円(月1万円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、一応責任者なので通勤手当が月5000円、携帯電話が月5000円もらえる。
※仮の給料
額面の年収459万円(月給38万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-14万円(月-1.2万円)
土工工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-18万円(1回-6万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-90万円(月-7.5万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約21%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収337万円(月給28万円)
額面の年収459万円(月給38万円)
年間の差額 -122万円(月間-10万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(重機屋の責任者の強さ)
土木土工の「普通監督」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:26ポイント(60ポイント中)
0■■■■■□□□□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。かき板、スコップを使った作業もあり、普通の作業員並みの力は必要だ。
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
管理技術の高さのこと。普通の運転手並みの運転操作は、身に付けていないといけない。特にバックホウは。
たいりょく(体力)
体: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。広い現場が多いので、それなりの体力があれば良い。
かしこさ(賢さ)
賢: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。レベルを使った測量の時に、四則計算ができないと話にならない。
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。段取り良く仕事をするために、キビキビした動きは必要。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。快適な運転手とは違い、一日中外の仕事なので「暑さ寒さ」に負けない精神力が必要。
3.装備(重機屋の責任者の装飾品)
土木土工の「普通監督」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【測量系】
水準属性:使い込まれたオートレベル
水準属性:アルミ製のスタッフ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:ステッカー張りのヘルメット
【籠手系】
手の保護:職長の腕章
【鎧系】
体の保護:汚れが目立たない作業服
【甲掛系】
足の防護:半長靴の安全靴
どうぐ(道具)
【道具系】
装飾:四則計算用の電卓
装飾:マーキングスプレー
【乗物系】
専用車:軽の箱バン
4.特技(重機屋の責任者の得意技)
土木土工の「普通監督」が経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【水準測量(管理技)】
難易度:2 ★★☆☆☆
オートレベルとスタッフを使っての高低差を測る技。初歩的な技であり、足し算と引き算ができれば、意外と簡単にできる技。
【重機屋の段取り(頭技)】
難易度:3 ★★★☆☆
いくつもある土工現場の重機やトラックを、遊ばせることなく手配し、準備する技。「運送会社の配車係」のようなさばき技だ。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:土神の眼】
難易度:4 ★★★★☆
測量機器を一切使わず、己の「勘」と「眼」だけを頼りに、水平(レベル)を出す奥義。達人ともなると、100m離れた場所の、水平を出せるといわれる測量機器会社「泣かせ」の大技だ!
持っておきたい資格術
【国家資格:2級土木施工管理技】
難易度:4 ★★★★☆
言わずもがな、土木系最高峰2番目の資格。いくら2級と言えど、年々難易度が上がってきているので、取得のほうはお早めに・・・
【技能講習:地山の掘削作業主任者】
難易度:2 ★★☆☆☆
掘削面の高さが2m以上となる、地山の掘削をする場合に必要となる資格。技能講習であるため、講習を逃げ出さない限り落ちることはまずない。
5.特長(重機屋の責任者の性格)
土木土工の「普通監督」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・大手土木会社の下請けがほとんどなので、「施工管理」は元請けの監督がやってくれることが多い。
・工種が土工工事だけなので、そんなに難しい仕事ではない。
悪いところ
・いくつも現場があると、重機の手配に苦労する。
・土木工事の監督にくらべると、仕事を覚えにくい。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の低所得層
監督と呼ばれてはいるものの、実際は「職長クラス」の扱いとなる。階級で言えば「ブルーカラー」と呼ばれる下流階級の上の方だ。
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:0%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・ロボットに仕事を奪われる確率:0%
一応、監督であって責任者と呼ばれる者は、生き残れる確率がほかの作業員や運転手にくらべて非常に高い。
6.転職(重機屋の責任者の将来)
土木土工の「普通監督」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
土木土工の普通監督で【重機屋の責任者】から始めよう。
・なりかた1:ほかの作業員と比べて「責任感」がある方だ。
・なりかた2:人に物事を頼まれても「嫌」とは言えない。
・なりかた3:建設業で何かしら「監督」のような仕事をカジッたことがある。
そのあと・・・
修業を行い、上級位で土木土工の上級監督【重機屋のフォアマン】に進化しよう!
・なれる条件1:大手の土木会社の下請けで、現場管理の「ノウハウ」を学んだ。
・なれる条件2:水準点測量や基準点測量ができる。
・なれる条件3:土木工事の「現場の流れ」が、理解できている。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:土木を極めるために【一般土木の普通監督】に、俺はなる。
・おすすめの転職先2:さらなる高みの【特定土木の普通監督】に、俺はなる。
7.総括(重機屋の責任者のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
土工工事の監督とは、厳密には監督業ではなく、現場の「職長」のことである。
専門職がゆえ、土工以外のことはあまりよく解らないのが「本音」である。
しかし、
土木工事の基本であり、最も難しい工種である【土工を極める】ことは、【土木を極める】と言うことであり、同意語と言っても過言ではない。
さぁ、勇者よ!
1級土木の証を手にして、土木業へと乗り込もう!
職。
・ほかの土工工事の職業も見てみる。