ケンセツクエスト~建設界の神々~

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下水道工事の普通監督!【下水専門の技術者】の職業の人が登場します!

f:id:panboku409:20210315184205j:plain「1mmも誤差も許されない!地中にパイプを通す者!」

 

下水専門の技術者とは?

公共の下水道工事の施工管理を担当し、工事を完成させ、引き渡すまでを約束した者の事をいう。

簡単に言うと「現場の責任者」である。

資材、機材の手配、現場の段取り、施工中の測量、写真撮影と責任が重い仕事が多いのが特徴だ!

それでは少しだけみてみる。👇

 

 

 

1.職業(下水専門の技術者の仕事)

下水道の「普通監督」の基本的な内容の解説。

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基本のステータス

前:下水専門の技術者

LEVEL:10(経験年数10年以上)

HP:40(肉体のつよさ)

MP:30(頭脳のつよさ)

経験値:3650(次のレベルまであと365日)

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界:建設業

種族:土木系(専門業種)

業種:下水道(正式名:管工事業)

職業:監督(正式名:主任技術者)

階級:普通の位

 

おもな仕事と思われる内容

【下水道工事の監理のしごと】

着工前の事前測量(配管ルートや地盤高の確認、試掘調査)

配管材料の手配、重機や人員の手配(本管、支管の発注、バックホウの選定)

施工中の出来形管理(床掘~基礎材~布設~埋戻~路盤~仮舗装の管理)

施工中の写真管理(施工状況の撮影、出来形計測の撮影)

竣工前の検査準備(完成図面の作成)

あとは、

発注者や元請け業者への「愛想笑い」くらいかな。

 

気になる給料の中身

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【やとわれ方】

雇用形態:正式社員

会社と雇用契約を結んでいる労働者。

世間では「サラリーマン」とも呼ばれ、作業員たちからは「この月給取りが!」と、罵られてる。そのおかげで給料は変動しない。

賃金形態:月給制

毎月固定の「月給賃金」で、働いた時間や日数に関係なく、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!

勤務形態:時間労働

一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みがある。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数となる。

 

【きほんの給料】

給与:年360万円(月30万円)

基本給は、月給30万円の固定。

日給換算で11,500円、時給換算すると1,438円。建設界の普通作業員より大分高い水準の賃金(作業員の1.4倍、キャバ嬢の1/1.4倍)がもらえる。

計算すると、年間で12ヶ月×30万円=360万円となる。

残業:年0円(月0円)

下水道監督の場合、公共工事が主な元請けと下請け工事であるため、書類作成の残業が発生する。月20時間、年240時間程度かな?

が、月給取りの場合、残業はほぼほぼつかない。あしからず・・・

休出:年0円(月0円)

休日出勤や、夜間作業はほとんどない。あっても緊急災害の出動で年1回くらい。なので無視。

賞与:年60万円(1回30万円)

ボーナスのこと。通常法面の監督の場合、正式社員ということで、年2回の賞与がある。だいたい1か月分の30万円ほどもらえると思う。

手当:年36万円(月3万円)

通勤手当と携帯手当が月1万円、現場手当が月1万円、資格手当が月1万円支給される予定。

※仮の給料

額面の年収456万円(月38万円)

仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・

 

【ほんとの給料】

天候による休み:年-0円(月-0円)

下水道工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間1割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。

計算すると、天候による休みは年313日×1割≒年30日となるが、月給取りの場合、関係がない。

連休による休み:年-0円(1回-0円)

1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。

が、月給取りの場合は、何日休もうが関係ない。これが現場監督の強み。

税金による搾取:年-100万円(月-8.3万円)

社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約22%」が持っていかれる。

※真の給料

手取の年収356万円(月30万円)

額面の年収456万円(月38万円)

年間の差額 -100万円(月-8万円)

実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!

 

※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・

 

 

2.能力(下水専門の技術者の強さ)

下水道の「普通監督」に必要な、色々な基本能力値を解説!

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つよさ(強さ)

総合能力値:34ポイント(60ポイント中)

0■■■■■■■■■■□□□□□□□□60

「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。

ちから(筋力)

力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

腕力の強さのこと。時には現場での作業もあり、普通の作業員並みの力はいる。

うでまえ(技前)

技: 7 ★★★★★★★☆☆☆

管理能力の高さのこと。トランシット、レベルを据え付けるには、素早い操作技が必要。

たいりょく(体力)

体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

持久力の長さのこと。監督ゆえに、必要ないと思われがちだが、普通作業員並みの体力は欲しい。

かしこさ(賢さ)

賢: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

頭の良さのこと。角度の計算、勾配の計算、高低差の計算ぐらいはできないといけない。

すばやさ(素早さ)

速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

機敏な動きのこと。早く速く、そしてハヤク。段取りを行わなければならない。素早さは必要。

こころのつよさ(心の強さ)

心: 7 ★★★★★★★☆☆☆

精神力の強さのこと。かなりの心の強さが必要な職業。1mに対して1mmの精度が求められる。とても「シビア」だぞ!

 

 

3.装備(下水専門の技術者の装飾品)

下水道の「普通監督」が装備できる武器、防具、その他の道具。

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ぶき(武器)

【測量系】

基準属性:角度測量のトランシット

水準属性:高低測量のオートレベル

ぼうぐ(防具)

【兜系】

頭の防護:最新式のヘルメット

【籠手系】

手の保護:少し高い軍手

【鎧系】

体の保護:社名の入った作業服

【甲掛系】

足の防護:鉄入りの本革安全靴

どうぐ(道具)

【管理系】

装飾:下水道用のシステムCAD

装飾:測量用のシステムCAD

装飾:現場で使えるノートパソコン

【乗物系】

専用車:測量機材が積める箱バン

 

 

4.特技(下水専門の技術者の得意技)

下水道の「普通監督」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。

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覚えなくてはならない基本技

【パーミリ(測量技)】

難易度:3 ★★★☆☆

下水道工事の縦断図面で、独特の勾配の単位のこと。「%」パーセントの十分の一で表され「%o」パーミリと言われる。(例:0.3%=3%o)

【レベル測量】

難易度:3 ★★★☆☆

レベルを使っての丁張を掛ける作業技。読み間違うと、逆勾配になるので精密な測量技がいる。

【トランシット測量】

難易度:3 ★★★☆☆

平面上の角度を測る技。しかし、最近はトータルステーションを使って距離と角度を出せる。

できれば覚えたい特殊技

【奥義技:ごまかす】

難易度:4 ★★★★☆

竣工検査の時に、自分の失敗(ミス)をごまかす技で、幅を測る時にテープの0目盛りを少し引っ張ったり、高さを測る時の測量ピンを少し上げてみたりと、いろんな技を駆使して検査を乗り切る奥義。

それでもダメなときには、基準点の高さ自体を変える、最終奥義「ベンチマーク変更」という裏技もあるらしい。

 

持っておきたい資格術

【公的資格:下水道排水設備工事責任技術者】

難易度:3 ★★★☆☆

下水道排水設備工事責任技術者と呼ばれる下水道の資格で、指定業者には、一人はいなくてはならない資格持ちの人。管工事などの資格に比べると比較的簡単で、普通に勉強していると取得できる。

 

 

5.特長(下水専門の技術者の性格)

下水道の「普通監督」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。

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良いところ

・工事が完成した時に、何とも言えない達成感がある。

・責任者になりたい人にはもってこいの職業。

悪いところ

・どんなことがあっても、下水管の勾配を変えることが出来ないため、設計通りの床掘で掘らなければならない。

・検査時に、通水試験、通光試験があるので、「ごまかし」がきかない。

社会的地位

・階級:メタルカラー(中流階級)の脱下流層

どこの業界でも責任者と言われる職業は、いい人に見られやすい。確かに、下水道工事の施工班の中では、一番上の地位である。

生き残り

監督という責任感たっぷりの仕事というのは、まずは「なくなることがない」とでも思っておこう。いくら人工知能が発達しようとも、外国人労働者が増えようとも、その地位は「揺るがない!」。

 

 

6.転職(下水専門の技術者の将来)

下水道の「普通監督」の職業を極め!進化し!転職せよ!

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まずは・・・

下水道の普通監督で【下水専門の技術者】から始めよう。

・なりかた1:責任者という一見楽そうな職業に憧れる。

・なりかた2:下水道の工事を10年ほど経験した。

・なりかた3:自分でも頭がいいほうだと思う。

そのあと・・・

修業を行い、上級の位の【下水の最高技術者】に進化しよう!

・なれる条件1:下水道排水設備工事責任技術者の試験に合格する。

・なれる条件2:1級管施工管理技士の試験に合格する。

さらに・・・

さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!

・おすすめの転職先:施工は楽だが、管理が大変な【上水道の普通監督】の道を選ぶ。

・おすすめの転職先:工程の段取りが、めんどくさい【機械設備の普通監督】の道を選ぶ。

 

 

7.総括(下水専門の技術者のまとめ)

そうかつという名の感想。

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まとめてみた

下水道工事の監督業務とは・・・

精密な測量技術を有するこの職業は、緻密な作業が得意な人には、向いていると思われます。

検査の時に埋まっているので見えない「上水道工事」の検査と違い、鏡を使って管の中を検査する「下水道工事」は、ごまかしがききません。

なので、

大変高度な施工能力が求められます。

困難が得意な、そこのあなた!!

ぜひ、チャレンジしてみては、いかが・・・

 

下。

 

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運転手で普通【土留工の重機オペ】

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