「1mmも誤差も許されない!地中にパイプを通す者!!」
・下水道専門の技術者とは?
公共の下水道工事の施工管理を担当し、工事を完成させ、引き渡すまでを約束した者の事をいう。
簡単に言うと、「現場の責任者」である。
資材、機材の手配、現場の段取り、施工中の測量、写真撮影と責任が重い仕事が多いのが特徴だ!
・そのほかの下水道工事の職業も見てみる。
1.職業(下水道専門の技術者の仕事)
下水道の「普通監督」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:下水道専門の技術者
LEVEL:10
HP:40
MP:35
経験値:3650(次のレベルまであと365)
業界:建設業
種族:土木系
業種:下水道工事業
職業:監督(正式名:主任技術者)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
着工前の事前測量(配管ルートや地盤高の確認、試掘調査)
配管材料の手配、重機や人員の手配(本管、支管の発注、バックホウの選定)
施工中の出来形管理(床掘~基礎材~布設~埋戻~路盤~仮舗装の管理)
施工中の写真管理(施工状況の撮影、出来形計測の撮影)
竣工前の検査準備(完成図面の作成)
あとは、
発注者や元請け業者への「愛想笑い」くらいかな。
2.能力(下水道専門の技術者の強さ)
下水道の「普通監督」に必要な、色々な基本能力値と解説
総合能力値:34ポイント(60ポイント中)
ちから(力)
力: 5 ☆☆☆☆☆
時には、現場での作業もあり、普通の作業員並みの力はいる。
うでまえ(技前)
技: 7 ☆☆☆☆☆☆☆
トランシット、レベルを据え付けるには、素早い操作技が必要。
・たいりょく(体力)
体: 5 ☆☆☆☆☆
監督ゆえに、必要ないと思われがちだが、普通作業員並みの体力は欲しい。
・かしこさ(賢さ)
賢: 5 ☆☆☆☆☆
角度の計算、勾配の計算、高低差の計算ぐらいは、できないといけない。
・ざいりょく(財力)
財: 5 ☆☆☆☆☆
監督クラスになると、正社員になれて、給料も高くなる。月給で30~40万円、年収で450~550万円ほど。
・こころのつよさ(心の強さ)
心: 7 ☆☆☆☆☆☆☆
かなり、精神力が必要な職業。1mに対して1mmの精度が求められる。とても「シビア」だぞ!
3.装備(下水道専門の技術者の持ち物)
下水道の「普通監督」が装備できる武器、防具、その他の種類
ぶき(武器)
専用の武器:角度測量のトランシット
普通の武器:高低測量のオートレベル
ぼうぐ(防具)
防具(頭):最新式のヘルメット
防具(手):少し高い軍手
防具(体):社名の入った作業服
防具(足):鉄入りの本革安全靴
そのた(その他)
装飾品1:下水道用のシステムCAD
装飾品2:測量用のシステムCAD
装飾品3:現場で使えるノートパソコン
乗り物:測量機材が積める箱バン
4.特技(下水道専門の技術者の得意技)
下水道の「普通監督」が経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
LV1:パーミリ(測量技)
下水道工事の縦断図面で、独特の勾配の単位のこと。「%」パーセントの十分の一で表され、「%o」パーミリと言われる。(例:0.3%=3%o)
LV2:レベル測量
レベルを使っての丁張を掛ける作業技。読み間違うと、逆勾配になるので精密な測量技がいる。
LV3:トランシット測量
平面上の角度を測る技。しかし、最近はトータルステーションを使って、距離と角度を出せる。
できれば覚えたい特殊技
奥義:下水道責任者の証(資格技)
下水道排水設備工事責任技術者(公的資格)と呼ばれる、下水道の「指定業者」には、一人はいなくてはならない資格持ちの人。管工事などの資格に比べると、比較的簡単で、奥義と呼ぶほどの物でもない。
5.特長(下水道専門の技術者の性格)
下水道の「普通監督」の良いところ、悪いところ、などなど。
良いところ
工事が完成した時に、何とも言えない達成感がある。
責任者になりたい人にはもってこいの職業。
悪いところ
どんなことがあっても、下水管の勾配を変えることが出来ないため、設計通りの床掘で掘らなければならない。
検査時に、通水試験、通光試験があるので、「ごまかし」がきかない。
社会的地位
どこの業界でも、責任者と言われる職業は、いい人に見られやすい。確かに、下水道工事の施工班の中では、一番上の地位である。
生き残り
監督という、責任感たっぷりの仕事というのは、まずは「なくなることがない」とでも思っておこう。いくら、人工知能が発達しようとも、外国人労働者が増えようとも、その地位は「揺るがない!」。
6.転職(下水道専門の技術者の将来)
この職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
下水道の普通監督で【下水道専門の技術者】から始めよう。
なりかた1:責任者という、一見楽そうな職業に憧れる。
なりかた2:下水道の工事を10年ほど経験した。
なりかた3:自分でも頭がいいほうだと思う。
そのあと・・・
修業を行い、上級の位の【下水道の責任技術者】に進化しよう!
なれる条件1:下水道排水設備工事責任技術者の試験に合格する。
なれる条件2:一級管工事施工管理技士の試験に合格する。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
おすすめの転職先:施工は楽だが、管理が大変な【上水道の監督】の道を選ぶ。
おすすめの転職先:工程の段取りが、めんどくさい【機械設備の監督】の道を選ぶ。
7.総括(下水道専門の技術者のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
下水道工事の監督業務とは・・・
精密な測量技術を有する、この職業は、緻密な作業が得意な人には、向いていると思われます。
検査の時に、埋まっているので見えない「上水道工事」の検査と違い、鏡を使って管の中を検査する「下水道工事」は、ごまかしがききません。
なので、
大変高度な施工能力が求められます。
困難が得意な、そこのあなた!!
ぜひ、チャレンジしてみては、
いかが・・・
緻。