ケンセツクエスト~建設界の神々~

【伝説の土方棒心】に【あこがれの現場所長】や【幻の土木秘書】など…さまざまな建設業界の業種と職業の紹介!

石積の初級職人!【尻かい専門の石工】の日常を見る!職業と仕事内容の紹介。

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「スケイシ!グリヅメ!ツキカタメ!を極める補助職人!!」

 

尻かい専門の石工とは?

石積工事の補助役、手元という作業を専門とする普通作業員のこと。

職人の「気分」を読み解き、監督に「愛想笑い」を向ける者が上へと昇っていく世界でもある。

しかも、

「彼ら」がいないことには、石積の作業も「さばけない」のは確かだ!

そんな職業である。

 

 

 

1.職業(尻かい専門の石工の仕事)

石積の「初級職人」の基本的な内容の解説。

基本のステータス

前:尻かい専門の石工

LEVEL:1(経験年数0年以上)

HP:25(肉体のつよさ)

MP:0(頭脳のつよさ)

経験値:0(次のレベルまであと365日)

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界:建設業

種族:土木系(専門業種)

業種:石積(正式名:石工事業)

職業:職人(正式名:普通作業員)

階級:初級の位

 

おもな仕事と思われる内容

【石積の補助作業】

野面石と呼ばれる自然にある石を使って、石垣を築く工事の手伝いが主な作業。

「尻介石」と言われる、積み上げた石が倒れないようにスケイシを敷く係。

「突き固め」と言われる、石垣の土砂を転圧する係。

「目詰め」と言われる、積み上がった石積の石と石の間に栗石を詰める係。

「締固め」と言われる、埋め戻した土砂を転圧する係。

あとは、石積職人のアシスタント。

 

気になる給料の中身

【やとわれ方】

雇用形態:雇われ社員

会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。

いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。

賃金形態:日給制

一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!

勤務形態:時間労働

一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。

 

【きほんの給料】

給与:年376万円(月31万円)

日給は一日12,000円の日当がもらえる。

時給にすると1,500円で、建設界の普通作業員よりちょっと高い賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。

計算すると、年間で年313日×12000円=376万円となる。月給は月26日×12000円=31万円なり。

残業:年11万円(月9000円)

石積工事の場合、圃場整備の石垣や個人宅の石垣が多いので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度。

計算すると、月5時間×1500円×1.25倍=9000円、年12ヶ月×9000円=11万円なり。

休出:年0円(月0円)

日曜出勤、夜間作業ともに出ることはほとんどない。

賞与:年12万円(1回6万円)

ボーナスのこと。通常一般の会社では年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。まれに盆正月の小遣いとして、6万円ほどもらえることがある。

手当:年0円(月0円)

通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・

※仮の給料

額面の年収399万円(月給33万円)

仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・

 

【ほんとの給料】

天候による休み:年-14万円(月-1.2万円)

石積工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。

計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。

連休による休み:年-18万円(1回-6万円)

1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。

税金による搾取:年-73万円(月-6.1万円)

社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。

※真の給料

手取の年収294万円(月給25万円)

額面の年収399万円(月給33万円)

年間の差額 -105万円(月間-8万円)

実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!

 

※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・

 

 

2.能力(尻かい専門の石工の強さ)

石積の「初級職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!

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つよさ(強さ)

総合能力値:18ポイント(60ポイント中)

0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60

「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。

ちから(筋力)

力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

腕力の強さのこと。大きな石を時には腕力を使い、動かさなければならない。当然力は必要だ。

うでまえ(技前)

技: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

手先の器用さのこと。なにもいらない。しかも「技」すらまだ覚えていない。

たいりょく(体力)

体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆

持久力の長さのこと。日影が一つもない圃場整備での石積作業は、灼熱地獄である。夏場は、体力をつけておこう。

かしこさ(賢さ)

賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

頭の良さのこと。一切いらない。賢くなくてもよい。逆に賢いと使いづらい。

すばやさ(素早さ)

速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

機敏な動きのこと。

こころのつよさ(心の強さ)

心: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

精神力の強さのこと。職長や職人に怒られる時に少し凹むくらいで、そのほかは楽勝。

 

 

3.装備(尻かい専門の石工の装飾品)

石積の「初級職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。

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ぶき(武器)

【手動系】

鉄鎚属性:セットハンマー(石頭:せっとう)

鉄鎚属性:ボンゴシ(大型ハンマー)

鍬板属性:木柄のかき板

【発動系】

締固属性:タンピングランマ

ぼうぐ(防具)

【兜系】

頭の防護:小汚いヘルメット

【籠手系】

手の保護:安くて薄い軍手

【鎧系】

体の保護:シミが落ちない作業服

体の防寒:少し汚れたジャンパー

【甲掛系】

足の防護:破れた安全靴

どうぐ(道具)

【腰袋系】

腰袋:なし

【工具系】

工具:なし

【乗物系】

専用車:軽トラックの運転手

 

 

4.特技(尻かい専門の石工の得意技)

石積の「初級職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。

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覚えなくてはならない基本技

【尻介石(腕技)】

難易度:3 ★★★☆☆

据え付けた「石」を安定させるために、控えの底に栗石などを敷き固定させる工法。尻介石(しりかいいし)と呼ばれセットハンマーで打ち込み、さらに固定する作業員の代表的な技。

【突き固め(腕技)】

難易度:1 ★☆☆☆☆

野面石積の施工時にかき板の「柄の部分」を使って、石と石の間の土砂を突き固める工法。達人にもなるとあまりに突きすぎて、かき板の柄が「槍」のように尖ると言う。

【締固め(腕技)】

難易度:2 ★★☆☆☆

石垣を積んだ後、裏側を埋め戻すときタンピングランマを使って土砂を転圧する技。技自体はそんなに難しくはなく、ランマを制御するのにかなりの力がいる。

【目詰め(腕技)】

難易度:1 ★☆☆☆☆

出来上がった野面石積の「合端(あいば)」と呼ばれる石と石の接合部に、栗石を詰め込んでゆく技。

石積職人の腕が悪いと隙間が大きくなるので、より多く詰めなければならない。

できれば覚えたい特殊技

【奥義:人夫の石積(腕技)】

難易度:4 ★★★★☆

まだ、一回も石積をしたことがない作業員が、職人のまねをして石を積む行為。知ったかぶりも「ほどほど」にして危険だから、やめておいたほうが良いので「戒め」のために書きました。

持っておきたい資格術

【奥義書:石工の心得書】

難易度:1 ★☆☆☆☆

1000年の歴史を持つ、伝説の石垣集団「穴太衆(あのうしゅう)」の末裔が書き記したという、初めて石工になる者の10の心得を書いた書物。その内容は1000年の歴史を持つ割にやさしすぎる。

※内容は後日公開予定!

 

 

5.特長(尻かい専門の石工の性格)

石積の「初級職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。

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良いところ

・考えることがなく責任すらないので、気楽な作業を求めるのなら「これ」だ!

・ここを耐えきり続けることによって「神級職人」という輝かしい未来が待っている。

これ以外、何も思いつかない。

悪いところ

・普通の土木工事よりはつらい。そして毎日が同じ作業の繰り返しなのだ。

・作業員のままであるなら、何も技術を覚えない。

社会的地位

・階級:ブルーカラー(下流階級)の低所得層

一般の土木作業と同じ取り扱いで「ブルーカラー」の底辺職に分類される。一般社会でも呼び名は「土方」だ!

生き残り

この石積の作業員の仕事は、一回覚えると単純な作業であるので、外国人労働者たちに職を奪われるだろう。心当たりがある作業員の方は迅速なる「スキルアップ」を・・・

 

 

6.転職(尻かい専門の石工の将来)

石積の「初級職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!

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まずは・・・

最初は、石積の初級職人で【尻かい専門の石工】から始めよう。

・なりかた1:石積専門会社の求人を探す。土木経験のある方は一発合格だ!

・なりかた2:力、体力ともに自信がある方。

・なりかた3:汚れても、あまり気にしない方。

そのあと・・・

修業を行い、上級位の石積の普通職人【野面石専門の石工】に進化しよう!

・なれる条件1:石積の作業員を始めて、5年が経過する。

・なれる条件2:石の種類や、積み方の種類を覚えた。

・なれる条件3:入社当初に比べて「あご」が効くようになった。

さらに・・・

さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!

・おすすめの転職先1:石積工事の経験を生かして【一般土木の普通作業員】になってみる。

・すすめない転職先2:上水道や下水道の作業員は、やめておいた方が良い。なぜならば「繊細」で「精密」な作業が多い。

 

7.総括(尻かい専門の石工のまとめ)

そうかつという名の感想。

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まとめてみた

石積作業の手元とも呼ばれる石積工事の作業員の方・・・

単純作業でかなり気楽な作業と思われますが、実際にはかなり過酷です。とても大変です。

しかし、耐え忍んだあとは「伝説の石工」の称号がもらえます。

それでも「我こそは!!」と思われる方は、ぜひ!こちらまでご連絡を・・・

と、

言う風なことで締め括りたいと思います。

それでは・・・

 

石。

 

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