「スケイシ!グリヅメ!ツキカタメ!を極める補助職人!!」
・尻かい専門の石工とは?
石積工事の補助役、手元という作業を専門とする普通作業員のこと。
職人の「気分」を読み解き、監督に「愛想笑い」を向ける者が上へと昇っていく世界でもある。
しかも、
「彼ら」がいないことには、石積の作業も「さばけない」のは確かだ!
そんな職業である。
- 1.職業(尻かい専門の石工の仕事)
- 2.能力(尻かい専門の石工の強さ)
- 3.装備(尻かい専門の石工の装飾品)
- 4.特技(尻かい専門の石工の得意技)
- 5.特長(尻かい専門の石工の性格)
- 6.転職(尻かい専門の石工の将来)
- 7.総括(尻かい専門の石工のまとめ)
1.職業(尻かい専門の石工の仕事)
石積の「初級職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:尻かい専門の石工
LEVEL:1(経験年数0年以上)
HP:25(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:0(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:石積(正式名:石工事業)
職業:職人(正式名:普通作業員)
階級:初級の位
おもな仕事と思われる内容
【石積の補助作業】
野面石と呼ばれる自然にある石を使って、石垣を築く工事の手伝いが主な作業。
「尻介石」と言われる、積み上げた石が倒れないようにスケイシを敷く係。
「突き固め」と言われる、石垣の土砂を転圧する係。
「目詰め」と言われる、積み上がった石積の石と石の間に栗石を詰める係。
「締固め」と言われる、埋め戻した土砂を転圧する係。
あとは、石積職人のアシスタント。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年376万円(月31万円)
日給は一日12,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,500円で、建設界の普通作業員よりちょっと高い賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×12000円=376万円となる。月給は月26日×12000円=31万円なり。
・残業:年11万円(月9000円)
石積工事の場合、圃場整備の石垣や個人宅の石垣が多いので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度。
計算すると、月5時間×1500円×1.25倍=9000円、年12ヶ月×9000円=11万円なり。
・休出:年0円(月0円)
日曜出勤、夜間作業ともに出ることはほとんどない。
・賞与:年12万円(1回6万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。まれに盆正月の小遣いとして、6万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収399万円(月給33万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-14万円(月-1.2万円)
石積工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-18万円(1回-6万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-73万円(月-6.1万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収294万円(月給25万円)
額面の年収399万円(月給33万円)
年間の差額 -105万円(月間-8万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(尻かい専門の石工の強さ)
石積の「初級職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:18ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。大きな石を時には腕力を使い、動かさなければならない。当然力は必要だ。
うでまえ(技前)
技: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
手先の器用さのこと。なにもいらない。しかも「技」すらまだ覚えていない。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。日影が一つもない圃場整備での石積作業は、灼熱地獄である。夏場は、体力をつけておこう。
かしこさ(賢さ)
賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。一切いらない。賢くなくてもよい。逆に賢いと使いづらい。
すばやさ(素早さ)
速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。職長や職人に怒られる時に少し凹むくらいで、そのほかは楽勝。
3.装備(尻かい専門の石工の装飾品)
石積の「初級職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
鉄鎚属性:セットハンマー(石頭:せっとう)
鉄鎚属性:ボンゴシ(大型ハンマー)
鍬板属性:木柄のかき板
【発動系】
締固属性:タンピングランマ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:小汚いヘルメット
【籠手系】
手の保護:安くて薄い軍手
【鎧系】
体の保護:シミが落ちない作業服
体の防寒:少し汚れたジャンパー
【甲掛系】
足の防護:破れた安全靴
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:なし
【工具系】
工具:なし
【乗物系】
専用車:軽トラックの運転手
4.特技(尻かい専門の石工の得意技)
石積の「初級職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【尻介石(腕技)】
難易度:3 ★★★☆☆
据え付けた「石」を安定させるために、控えの底に栗石などを敷き固定させる工法。尻介石(しりかいいし)と呼ばれセットハンマーで打ち込み、さらに固定する作業員の代表的な技。
【突き固め(腕技)】
難易度:1 ★☆☆☆☆
野面石積の施工時にかき板の「柄の部分」を使って、石と石の間の土砂を突き固める工法。達人にもなるとあまりに突きすぎて、かき板の柄が「槍」のように尖ると言う。
【締固め(腕技)】
難易度:2 ★★☆☆☆
石垣を積んだ後、裏側を埋め戻すときタンピングランマを使って土砂を転圧する技。技自体はそんなに難しくはなく、ランマを制御するのにかなりの力がいる。
【目詰め(腕技)】
難易度:1 ★☆☆☆☆
出来上がった野面石積の「合端(あいば)」と呼ばれる石と石の接合部に、栗石を詰め込んでゆく技。
石積職人の腕が悪いと隙間が大きくなるので、より多く詰めなければならない。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:人夫の石積(腕技)】
難易度:4 ★★★★☆
まだ、一回も石積をしたことがない作業員が、職人のまねをして石を積む行為。知ったかぶりも「ほどほど」にして危険だから、やめておいたほうが良いので「戒め」のために書きました。
持っておきたい資格術
【奥義書:石工の心得書】
難易度:1 ★☆☆☆☆
1000年の歴史を持つ、伝説の石垣集団「穴太衆(あのうしゅう)」の末裔が書き記したという、初めて石工になる者の10の心得を書いた書物。その内容は1000年の歴史を持つ割にやさしすぎる。
※内容は後日公開予定!
5.特長(尻かい専門の石工の性格)
石積の「初級職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・考えることがなく責任すらないので、気楽な作業を求めるのなら「これ」だ!
・ここを耐えきり続けることによって「神級職人」という輝かしい未来が待っている。
これ以外、何も思いつかない。
悪いところ
・普通の土木工事よりはつらい。そして毎日が同じ作業の繰り返しなのだ。
・作業員のままであるなら、何も技術を覚えない。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の低所得層
一般の土木作業と同じ取り扱いで「ブルーカラー」の底辺職に分類される。一般社会でも呼び名は「土方」だ!
生き残り
この石積の作業員の仕事は、一回覚えると単純な作業であるので、外国人労働者たちに職を奪われるだろう。心当たりがある作業員の方は迅速なる「スキルアップ」を・・・
6.転職(尻かい専門の石工の将来)
石積の「初級職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
最初は、石積の初級職人で【尻かい専門の石工】から始めよう。
・なりかた1:石積専門会社の求人を探す。土木経験のある方は一発合格だ!
・なりかた2:力、体力ともに自信がある方。
・なりかた3:汚れても、あまり気にしない方。
そのあと・・・
修業を行い、上級位の石積の普通職人【野面石専門の石工】に進化しよう!
・なれる条件1:石積の作業員を始めて、5年が経過する。
・なれる条件2:石の種類や、積み方の種類を覚えた。
・なれる条件3:入社当初に比べて「あご」が効くようになった。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:石積工事の経験を生かして【一般土木の普通作業員】になってみる。
・すすめない転職先2:上水道や下水道の作業員は、やめておいた方が良い。なぜならば「繊細」で「精密」な作業が多い。
7.総括(尻かい専門の石工のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
石積作業の手元とも呼ばれる石積工事の作業員の方・・・
単純作業でかなり気楽な作業と思われますが、実際にはかなり過酷です。とても大変です。
しかし、耐え忍んだあとは「伝説の石工」の称号がもらえます。
それでも「我こそは!!」と思われる方は、ぜひ!こちらまでご連絡を・・・
と、
言う風なことで締め括りたいと思います。
それでは・・・
石。
・ほかの石積工事の職業も見てみる。