「建設界の発展に大きく貢献した、混凝土のおくりびと!」
・灰筒色のコンクリート・ポンプとは?
建設界では、三大イベントの一つと言われる「生コン打ち」。
その中でも、主役ともいえるポジションの「ポンプ屋」。
和名:混凝土(コンクリート)を「輸送」することだけに、特化した業者である。
そんな複数の業者が集まる中「生コン屋のミキサー車」、「圧送屋のポンプ車」、「打設屋のコンクリート工」が、三位一体となり、建造物を創っていくのだ!
それと、
【混凝】系の属性を持ち、白と黒の中間色【灰】色の特性を持つ!
それではどうぞ!👇
- 1.任務~圧送工事の仕事~
- 2.基地~圧送会社の能力~
- 3.組織~圧送業者の系譜~
- 4.資格~圧送施工の証書~
- 5.格納庫~大きな機械の倉庫~
- 6.道具箱~小さな工具の物入~
- 7.まとめ~要約してみる~
1.任務~圧送工事の仕事~
「圧送工事業」という任務を遂行する者の仕事内容など。
きほんの情報
俗称:灰筒色のコンクリート・ポンプ
業界:建設業(分類コード0301)
種族:土木系(専門業種)
業種:圧送(工事の呼び名)
許可の規模:一般建設業
許可の種類:とび土工工事業
ぎょうむの内容
【コンクリート圧送のしごと】
ミキサー車から型枠まで、コンクリートを「運ぶのみ」が仕事の業種。
・ブーム車を使った圧送:「上空からの送り」が得意なポンプ車。高層階のコンクリート圧送に向いている。
・配管車を使った圧送:「地面からの送り」が得意なポンプ車。長距離のコンクリート圧送に向いている。
しょうさいの詳細
【仕事の割合】
建築系、土木系の二種類しかなく、どちらも「半分半分」かな?
建築の建造物:45%
土木の構造物:45%
その他いろいろ:10%
【受注の割合】
圧送工事の場合、公共工事でも民間工事でもあまり関係はないが、半々ぐらいの割合だと思う。
公共工事の比率:50%、民間工事の比率:50%
【請負の割合】
すべての圧送工事はオール下請けで、元請け工事業者(ゼネコン)にすべての受注を依存する。
元請け率:0%、下請け率:100%
【施工の割合】
もちろん自社施工の100%で、外注に頼むことはない。
自社施工率:100%、外注施工率:0%
2.基地~圧送会社の能力~
それでは圧送の会社内部を格付けしてみた!評価が高い順に「SS、S、A、B、C」の5段階。
きぼ(規模力)
格付階級:Aランク
会社の大きさのこと。普通の会社の規模で事務所2~3人、現場5~10人ほどの大きさ。
せつび(設備力)
格付階級:Aランク
保有機材の多さのこと。高価なポンプ車を何台も保有しなければならないが、そのほかの設備は何もいらない。
じんいん(人員力)
格付階級:Bランク
人数の多さのこと。ポンプ車1台に対して、2~3人ほどで現場を回るので、人員はあまりいらない。
しきん(資金力)
格付階級:Sランク
お金が掛かるかどうかのこと。一台5000万円はするコンクリートポンプ車を、数台揃えなければいけない。かなりの初期投資、維持費などと、費用が掛かる。
そうごう(総合力)
格付階級:Cランク
管理能力の高さのこと。全くない。現場を管理することはなく、指定された場所に、ポンプ車を据え付けるだけでよい。
せんもん(専門力)
格付階級:Sランク
特殊能力の高さのこと。ほかの業種には、マネできない特殊能力を持つ。コンクリート打設には、この専門家に頼まざるを得ない。
3.組織~圧送業者の系譜~
圧送の任務を「遂行」するのに必要な職業と階級を紹介!
圧送の職人
生コン送りの最前線で戦う勇気ある職人。「フレキシブルホース」を武器に、コンクリートを流し込むプロ。時には、作業員に間違われることもよくある。
・普通の職人【フレキホースの筒持ち】
圧送の運転手
「ブーム技、配管技」を使いまくり、どんな場所にでもコンクリートを運ぶプロ。圧送工事には必ず必要な運転手。
・普通の運転手【コンクリートポンプ・オペ】
圧送の作業員
どんな仕事にも欠かせない「雑用、片付け、手伝い」が、得意な作業員。一人は居てほしい人材だ!
・普通の作業員【雑用のポンプ配管工】
4.資格~圧送施工の証書~
圧送業者の「業」を使うにあたり最低限必要な免許や資格!
建設業者系の許可
500万円以上の圧送工事を請け負うならば、取得しておきたい許可。よほどの大規模工事でない限り、500万円を超えることはないとおもうが、許可を持っていないとゼネコン会社に嫌われる。
・専門許可:とび土工工事業
施工管理系の資格
圧送工事のみに使用される唯一の資格。この資格を持っていると、事務所の専任技術者になれるぞ。
・国家技能:コンクリート圧送施工技能士
現場作業系の資格
圧送の運転手になる者に必要な資格。この資格がないと生コンを送り出せないぞ!
・特別教育:車両系建設機械コンクリート打設用
作業主任系の講習
現在、圧送工事に必要な作業主任者は存在しない。今後も存在しないと思う。
・特になし
自動車両系の免許
職人と作業員を目指す者は、普通自動車の免許があれば良いが、ポンプ車の運転手を目指す者は、大型特殊の免許を持ってないことには仕事にならないぞ!
・運転免許:普通自動車運転
・運転免許:大型特殊自動車
5.格納庫~大きな機械の倉庫~
圧送業者の「武器」であり、最も活躍する建設機械や工事車両の種類!
圧送専用機
コンクリートを送り込むためだけに開発された、車両系建設機械。近年、その性能も向上しており、圧送能力「垂直500m、水平1800m」の実績を持つポンプ車も存在すると言われる。
・圧送属性:コンクリートポンプ車(ブーム)
・圧送属性:コンクリートポンプ車(配管車)
圧送汎用機
上記の機械のみである。ほかの建設機械が使われることは、まずない!
・特になし
圧送小型機
小型機すら使用しない。あとは、人力があれば十分だ!
・特になし
圧送車両系
主に、配管が必要な長距離打設や、超高層打設の時に使われる「輸送管」を現場に運ぶために使われる。
・運搬属性:配管運搬用トラック
6.道具箱~小さな工具の物入~
圧送業者には欠かせない「小道具」の数々!
工具系の道具
職人と作業員が使う道具。特に、職人しか扱えない手綱用ロープは「最高級」な材質が使われる。
・配管属性:手綱用ロープ
・配管属性:ラチェットレンチ
測量系の道具
測量することはないので、道具はいらない。
・特になし
7.まとめ~要約してみる~
圧送の業(わざ)と言うものを、まとめてみました。
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圧送工事とは・・・
普段では、めったに見ることがないポンプ車だが、生コン打ちには必ず現れ、打ち終わると風のように去っていく。
彼らのおかげで、どんな場所にも、建造物を作ることが可能となった!
ポンプ屋さん!
「いい仕事してますねー!」
送。