「庭の剪定や庭造り、庭の掃除などなど。どんなことでも承ります!!」
・ありふれた庭師とは?
造園業界の「主人公的存在」でもある職人が、庭師と呼ばれる職業のこと。
個人の庭造りから景観を変える剪定、公共物の街路樹などを職人技を使って整備していく。
街中で見かける草木を切っている人は、職人と思ってもらってもよい。
そんな庭師の日常を見てみよう!
- 1.職業(ありふれた庭師の仕事)
- 2.能力(ありふれた庭師の強さ)
- 3.装備(ありふれた庭師の装飾品)
- 4.特技(ありふれた庭師の得意技)
- 5.特長(ありふれた庭師の性格)
- 6.転職(ありふれた庭師の将来)
- 7.総括(ありふれた庭師のまとめ)
1.職業(ありふれた庭師の仕事)
造園の「普通職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:ありふれた庭師
LEVEL:5(経験年数5年以上)
HP:35(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:1825(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:造園(正式名:造園工事業)
職業:職人(正式名:造園工)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
【庭師の作業内容】
個人宅の庭の手入れ(剪定ともいう)
街路樹などの樹木の手入れ(伐採ともいう)
お金持ちの庭園の創作(庭造りともいう)
公共事業の除草作業(草刈りともいう)
と、自然を相手にした仕事内容。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年438万円(月37万円)
日給は一日14,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,750円で、建設界の普通作業員よりかなり高い賃金(作業員の1.4倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×14000円=438万円となる。月給は月26日×14000円=37万円なり。
・残業:年13万円(月11000円)
造園の工事の場合、一般の個人宅や公共道路の剪定が多いのであまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度でほとんどしない。
計算すると、月5時間×1750円×1.25倍=11000円、年12ヶ月×11000円=13万円なり。
・休出:年13万円(月11000円)
夜間作業はほとんどないが、繁盛期(8~3月まで忙しい)にお客さんの都合で、日曜出勤しないといけない。1年間で6日ほど。
計算すると日14000円×6日×1.5倍=13万円なり。
・賞与:年14万円(1回7万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるがほとんど期待できない。寸志として、7万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収478万円(月給40万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-17万円(月-1.4万円)
造園工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-21万円(1回-7万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-88万円(月-7.3万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収352万円(月給29万円)
額面の年収478万円(月給40万円)
年間の差額 -126万円(月間-11万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くとこれくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(ありふれた庭師の強さ)
造園の「普通職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:28ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。すべての作業が手作業であるので、腕力は当然必要となる。
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
手先の器用さのこと。手先を使った技が多く、感覚に頼る技でもあるので長期間の修練が必要。普通に難しいので技がいる。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。完全に屋外の作業ばかりとなる。真夏と真冬を迎えるまでに体力はつけておこう。
かしこさ(賢さ)
賢: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。左脳を使った「計算処理能力」は必要ないが、右脳を使った「センス」と言うものが必要となる世界。
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。職人たる者、仕事はテキパキとやらないと施主様に認めてもらえないぞ!
こころのつよさ(心の強さ)
心: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。「虫や草」に負けない強い精神力が必要となる。そのほかは自然に癒される分、比較的楽。
3.装備(ありふれた庭師の装飾品)
造園の「普通職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
専用の武器:剪定ハサミ
普通の武器:剪定ノコギリ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:頭に巻かれた手ぬぐい
【籠手系】
手の装飾:手甲(てっこう)
手の保護:軍用手袋
【鎧系】
体の保護:鯉口シャツ
体の保護:乗馬ズボン
【甲掛系】
脚の保護:脚絆(きゃはん)
脚の保護:地下足袋
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:剪定用腰袋
【工具系】
装飾品:アルミ製の三脚はしご
【乗物系】
専用車:軽トラックの助手席
4.特技(ありふれた庭師の得意技)
造園の「普通職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【剪定(腕技)】
難易度:4 ★★★★☆
一番使う技でもあり、最も基本的な技でもある。「すかし剪定」「切り戻し剪定」「刈り込み剪定」というようにいろいろな技があるため、習得には時間がかかる技。
【庭造り(心技)】
難易度:4 ★★★★☆
めったにない仕事でもある個人宅の庭造り。すべては己のセンス次第で、とてつもなく感覚に左右される難しい技。そして「金持ちの道楽」だけに、貧乏人には使いたくても使えない技。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:枯山水(伝統技)】
難易度:4 ★★★★☆
日本庭園(和風庭園)と呼ばれ、室町時代より受け継がれてきた「美麗技」でもある奥義の一つ。空池に白い砂利を敷き詰め「水を表現する」と言われている。一般家庭の庭園にぜひとも採用したい技でもある。
持っておきたい資格術
【国家資格:2級造園技能士】
難易度:3 ★★★☆☆
この資格を持っていないと造園の仕事ができないわけではないが、持っていると少し自慢できる技能士の証。1級技能士は、さらにかっこいい。
5.特長(ありふれた庭師の性格)
造園の「普通職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・個人の庭の剪定が多いので、作業が終わった後にお客様に喜ばれる。
・ジャングルのようだった庭を、きれいに剪定し終わった後は気分がいい。
・自然が相手なので、心が癒される。
悪いところ
・虫に刺されたり草に負けたりと、皮膚が弱い人には向いてない。
・作業のすべてが手作業であるので、体力的にキツイ。
社会的地位
階級:ブルーカラー(下流階級)の低所得層
職人と言うことで世間の目は、中流階級の「メタルカラー」と言うポジションであるが、本来は「ブルーカラー」の作業員と同じ階級。差別化を図るためにも「庭師らしい服装」を心掛けよう!
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:0%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・ロボットに仕事を奪われる確率:0%
数ある剪定技を使いこなし、その景観を変えていく者だけ生き残れるだろう。しかし、昔と違い、庭に関しての価値観が下がっているので仕事は激減する。
6.転職(ありふれた庭師の将来)
造園の「普通職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
最初に、造園の普通職人で【ありふれた庭師】から始めよう。
・なりかた1:造園の仕事に就いて5年ほどになる。
・なりかた2:「ステキな庭を造りたい」と言う願望があり、その気持ちは誰にも負けない。
・なりかた3:自分の趣味は庭いじりだ。
そのあと・・・
修業を行い、上級の位の【日本庭園の庭師】に進化しよう!
・なれる条件1:庭師になって20年以上が経過し、庭造りにおいて知らぬことはない。
・なれる条件2:庭園の歴史に興味があり、日本の「わび・さび」についてよく考えている。
・なれる条件3:将来「TVチャンピオン」の庭師選手権に出場するのが目標だ。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:庭の次は、屋敷の石垣を積んでみる【石積の普通職人】になろう!
・おすすめの転職先2:最も一般的で、スタンダードな職業の【一般土木の普通職人】がいいかもしれない。
7.総括(ありふれた庭師のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
ここで取り上げている庭師というのは、世間一般にあふれている庭師のことを指す。
そこそこの技を持ち、そこそこの地位も持つ。
それで終わってしまうのも、また人生だろうが・・・
「志高き者よ!」
さらなる高みを目指し!「古来からある日本庭園」を復活させるのだ!!
復。
・そのほかの造園工事の職業を見てみる。