「初めてのバックホウ操縦士!普通作業員からのクラスチェンジ!」
・ミニユンボ・オペとは?
普通の土木作業員から土木運転手に、職種を変更した作業員のこと。土木の工事現場でミニユンボ(3t未満のバックホウ)を専門にあやつる専用オペレータである。
であるが・・・
建前上は、ミニユンボの専用オペレータだが、実際には、普通の土木作業員の仕事内容とあまり変わりはしない【名前だけ】の運転手である。
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それではさっそく見てみよう👇
- 1.職業(ミニユンボ・オペの仕事)
- 2.能力(ミニユンボ・オペの強さ)
- 3.装備(ミニユンボ・オペの装着品)
- 4.特技(ミニユンボ・オペの得意技)
- 5.特長(ミニユンボ・オペの性格)
- 6.転職(ミニユンボ・オペの将来)
- 7.総括(ミニユンボ・オペのまとめ)
1.職業(ミニユンボ・オペの仕事)
一般土木の「初級運転手」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:ミニユンボ・オペ
LEVEL:1(経験年数0年)
HP:15(さいだいHP:100)
MP:0(さいだいMP:100)
経験値:0(次のレベルまであと365日)
業界:建設業
種族:土木系(総合業種)
業種:一般土木(正式名:土木一式工事業)
職業:運転手(正式名:特殊運転手の見習い)
階級:初級の位
おもな仕事と思われる内容
土木の運転手と言いながら、その仕事内容は一般の土木作業員と「ほとんど」変わらない内容の業務。
【機械作業】
普通の作業員より優先的に乗れるので、ちょっとした掘削のミニユンボ運転業務。
2tクラスのダンプトラックを使った残土処理や資材の運搬業務。
【人力作業】
監督の手伝い、職人の手元、運転手の合図、作業員のまねごとの業務。
と、
普通作業員に毛が生えた程度の運転手である。
気になる給料の中身
少しだけ、給料の中身を大公開!
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすくアルバイト感覚でも大丈夫な存在。用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
時給制の「常用賃金」で日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(1時間の休憩)で、休日が日曜日だけの年間52日が休日。計算すると、出勤日数は、年313日(月26日)となる。
【きほんの給料】
・給与:年313万円(月26万円)
日給は一日10,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,250円で、建設界の普通作業員と同じぐらい水準の賃金(作業員の1.0倍、キャバ嬢の半分)がもらえる。
計算すると、年間で313日×10000円=313万円、月給は26日×10000円=26万円となる。
・残業:年9万円(月8000円)
一般土木の場合、公共工事が主な元請け工事であるため、残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどしない。
計算すると、年60時間×1250円×1.25倍=年9万円、月8000円なり。
・休出:年0円(月0円)
休日出勤や、夜間作業はほとんどない。あっても緊急災害の出動で年1回くらい。なので無視。
・賞与:年4万円(1回2万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。ごくまれに寸志として、2万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収326万円(月給27万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-30万円(月-2.5万円)
土木工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間1割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年300日×1割=年30日(月2.5日)となる。
・連休による休み:年-15万円(1回-5万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-56万円(月-4.7万円)
社会保険や雇用保険、所得税など国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収225万円(月給19万円)
額面の年収326万円(月給27万円)
年間の差額 -101万円(月間-8万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※給料明細書のまとめ
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(ミニユンボ・オペの強さ)
一般土木の「初級運転手」に必要な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:16ポイント(60ポイント中)
0■■■■■□□□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。カキ板、スコップ、大ハンマーを使える腕力と、ミニユンボの操作レバーを握れる握力があればいい。
うでまえ(技前)
技: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
手先の器用さのこと。くわ(鍬系)や、すき(鋤系)の工具を使いこなせる技と、ミニユンボを操作できる程度の技があればいい。あとは、どうでもいい。
たいりょく(体力)
体: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。一昔前とは違い、建設機械を使った作業がほとんどなので、あまり体力はいらない。一般成人なみの体力があれば良い。
かしこさ(賢さ)
賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。土木作業員に頭脳力はいらない。しかし現場監督の指示を理解できる賢さは欲しいところ。
すばやさ(素早さ)
速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。運転手といっても名前だけなので、機械の動きは関係ない。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。元ヤンや半グレっぽい作業員が多いので、叱咤激励(しったげきれい)に耐える心の強さは必要。
ちょっと変わった監督や職人も多いので、喜怒哀楽(きどあいらく)の激しさに耐える心の強さは必要。
せっかちすぎる社長や部長等が多いので、疾風怒濤(しっぷうどとう)の怒りに耐える心の強さは必要。
3.装備(ミニユンボ・オペの装着品)
一般土木の「初級運転手」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
鋤属性:鉄のスコップ
鍬属性:木のカキイタ
【機械系】
掘削属性:3t級のバックホウ
掘削属性:0.1m3の掘削バケット
掘削属性:0.1m3の法面バケット
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:安いヘルメット
【籠手系】
手の保護:安い薄手の軍手
【鎧系】
体の保護:安い作業服
体の保護:安いジャンパー
【甲掛系】
足の保護:安い編み上げ安全靴
足の保護:やけに厚い靴下
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:布のくぎ袋
【工具系】
道具:手動式グリースガン
装飾:汗拭き用のタオル
【乗物系】
専用車:2tダンプトラック
汎用車:軽のダンプトラック
4.特技(ミニユンボ・オペの得意技)
一般土木の「初級運転手」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【操作技:バックホウの基本】
難易度:3 ★★★☆☆
各操作レバーの基本動作を覚えること。「JIS標準操作方式」の横旋回を覚えることが基本だが、各会社により縦旋回など操作方法はいろいろなので、それに合わせる。が・・・非常にレアである「左右反対方式」を覚えると、後でつぶしが効かない。
【手腕技:グリスアップ】
難易度:1 ★☆☆☆☆
バックホウの可動部分が円滑に動くように、グリス(油)を注入する技。なお、上級作業員が乗るバックホウに気を利かしてグリスを挿しておくと、バックホウに乗せてもらうことができる確率が20%上がる。
できれば覚えたい特殊技
【会話技:ヨイショ】
難易度:3 ★★★☆☆
上級運転手や、職人、現場監督をほめちぎって調子に乗せ、バックホウに乗せてもらう技。しかし、ある程度の話術を使い、うまくほめないと嘘くさく思われて、逆に乗せてもらえない難しい技。
【奥義技:ミニユンボ回送】
難易度:4 ★★★★☆
高床の2~4tダンプトラックに、道板を使わないでミニユンボを乗せる技。非常に危険な技だが、上級運転手は「いとも簡単」にやってのける。
持っておきたい資格術
【特別教育:小型車両系建設機械(整地等)】
難易度:1 ★☆☆☆☆
土木の運転手を目指すのに、一番最初に取得する資格。機体質量3tまでの建設機械を操縦できる。なお、資格の取得は簡単で時間と金さえあれば誰でも取れる。
【特別教育:車両系建設機械(締固め)】
難易度:1 ★☆☆☆☆
ローラーなど、搭乗式の締固め機械の操縦に必要な資格。機体質量に制限がなく、どんなローラーでも操縦できる。そのため資格を取ったばかりの初心者が、機体質量10tを超える超大型転圧機に搭乗可能!
5.特長(ミニユンボ・オペの性格)
一般土木の「初級運転手」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・普通の作業員よりは、ほんのちょっとだけ建設機械に乗れる。
・普通の作業員と同じで、責任がなく気楽でよい。
・普通の作業員みたいに「指示するより指示される方が向いている」人には向いている。
悪いところ
・ミニユンボは、夏は暖かく、冬は涼しい。
・一番寒い、極寒の日に限って、ミニユンボの運転作業が回ってくる。
・とにかく、運転時の快適さは、自然環境に左右される。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の底辺
普通作業員と同等の位。運転手とは名ばかりなので、ほかの人に「ぼくは建設業で建設機械の運転手をしています!」とは、恥ずかしくて名乗れない。もちろん階級は、下級階級の一番下「ブルーカラー」と呼ばれるポジション。
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:50%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
現在の建設業界は、高齢者の増加に伴い人材の不足に見舞われているが、何の技術もない初級運転手では、到底生き残れない。
そして、外国人技能実習生の襲来により作業員の職業すら奪われる。
しかも、外国人技能実習生の中には「建設機械施工」の職業能力を身に着ける者もいるらしい。
末恐ろしや・・・
あるある
・小さな現場では、小型車両系建設機械の資格を持っていなくても、普通に皆、無資格で乗っている。
・一度、ミニユンボの作業を指示してミニユンボの運転を始めると、なかなか機械から降りない。特に夏場。
・ミニユンボでの作業時に、何かを破壊しても何も言わない。何もなかったような顔をしている。しかも、犯人すら見つからない。
・ミニユンボの運転をしているにもかかわらず、燃料の有無に興味がない。
6.転職(ミニユンボ・オペの将来)
一般土木の「初級運転手」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
一般土木の初級運転手で【ミニユンボ・オペ】から始めよう。
・なる方法1:「ユンボのオペレータに、俺はなる!」とみんなに宣言する。
・なる方法2:小型車両系建設機械(整地等)特別教育の資格を取得する。※未経験者でも取得可能。
・なる方法3:仕事終わりや休日を利用し、会社の土場にあるバックホウで、こっそりと運転操作の特訓をする。
・なる方法4:上級運転手の隙を見て、工事現場のバックホウで実践を行う。
そのあと・・・
修業を行い、上位の職で普通運転手の【バックホウ・オペ】に進化しよう!
・なれる条件1:ミニユンボのオペと土木の作業員の両方を仕事にして6か月が経過した。
・なれる条件2:技能講習で車両系建設機械(整地等)の資格を取得した。
・なれる条件3:手を使った作業より、機械を使った作業が好きだ。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめ転職先1:今はまだ早い。もう少し修業を積んでからのほうが、よろしいかと。
7.総括(ミニユンボ・オペのまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた。
一般土木の初級運転手・・・
何回も言いますが「運転手」とは名ばかりで、ただの普通作業員です。
「運転手」のところを「作業員」と、読み替えても何ら差し支えありません。
建前上、「運転手」と呼んでいるだけでございます。
これを見て「運転手になりたい!」と思われる方がいらっしゃいましたら、どうぞ、お考え直しくださいまし・・・。
小。
・一般土木の会社の中を見てみる。
・ほかの一般土木の仕事ぶりを見てみる。