「普通作業員からのクラスチェンジ!俺はドカタのプロになる!」
・土方職人見習いとは?
一般の土木作業員の作業だけでは満足できず、さらなる土木技を身に付けるために、土木作業員の格上の職業「土木職人」を目指す若者(中年でも可)のこと。
ただ、
スコップとカキイタを持って作業をする「指示待ちの作業員」ではなく、多彩な土木技を駆使して構造物を作り上げる「土木創造主の職人」になることが目標の見習い。
ただし、
作業員と職人との法律上の明確な区分はなく【できない土方=土木作業員】、【できる土方=土木職人】と、建設業界では一般的に思われている。
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- 1.職業(土方職人見習いの仕事)
- 2.能力(土方職人見習いの強さ)
- 3.装備(土方職人見習いの装着品)
- 4.特技(土方職人見習いの得意技)
- 5.特長(土方職人見習いの性格)
- 6.転職(土方職人見習いの将来)
- 7.総括(土方職人見習いのまとめ)
1.職業(土方職人見習いの仕事)
一般土木の「初級職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:土方職人見習い
LEVEL:5(経験年数5年以上)
HP:30(さいだいHP:100)
MP:10(さいだいMP:100)
経験値:1825(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(総合業種)
業種:一般土木(正式名:土木一式工事業)
職業:職人(正式名:多能工の見習い)
階級:初級の位
おもな仕事と思われる内容
河川や道路などの土木構造物を、土木技を駆使して作り上げるのが仕事内容。下記に示す通り。
【排水構造物工の補助】
工場で作られた二次製品の「道路側溝」の据え付け作業。の見習い。
【擁壁工の補助】
現場で組み立てる「現場打ち擁壁」の型枠組立と、コンクリート打設後の左官作業や、工場で組み立てられた「プレキャスト擁壁」の据え付け作業。の見習い。
【石・ブロック積工の補助】
野面石と呼ばれる石を使った「空石積工」と、石とコンクリートを混ぜ合わせて作る「練石積工」の据え付け作業や、間知ブロックと呼ばれるコンクリートで出来た「練積ブロック工」の積み作業。の見習い。
【カルバート工の補助】
河川や道路の橋やトンネルの代わりに利用される「大口径の暗渠」の据え付け作業。の見習い。
【付帯工の補助】
上記のどの工種にも属さない、いろんな雑工の作業。の見習い。
だいたいの給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、用事があったら意外と休める。が、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
時給制の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年52日(月4日)の休み。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数となる。
【きほんの給料】
・給与:年376万円(月31万円)
日給は一日12,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,500円で、建設界の普通作業員と同じぐらい水準の賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分)がもらえる。
計算すると、月給は月26日×12000円=31万円。年間で313日×12000円=376万円となる。
・残業:年11万円(月9000円)
一般土木の場合、公共工事が主な元請け工事であるため、残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどしない。
計算すると、年60時間×1500円×1.25倍=年11万円、月9000円なり。
・休出:年0円(月0円)
休日出勤や、夜間作業はほとんどない。あっても緊急災害の出動で年1回くらい。なので無視。
・賞与:年12万円(1回6万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。まれに寸志として、6万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収399万円(月給33万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-14万円(月-1.2万円)
土木工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=年12日のマイナスとなる。
・連休による休み:年-18万円(1回-6万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-73万円(月-6.1万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収294万円(月給25万円)
額面の年収399万円(月給33万円)
年間の差額 -105万円(月間-8万円)
実際に手元に残る手取りの給料は休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(土方職人見習いの強さ)
一般土木の「初級職人」に必要な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:27ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。これから色々な工種の作業をして行かなければならないので、腕力は自然と強くなる。
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
手先の器用さのこと。色々な工種を作業するために、手先が器用でないと務まらない。技力は自然と身に着く。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。石・ブロック積工の作業時には、体力がないと厳しい。しかし、体力は自然とタフになる。
かしこさ(賢さ)
賢: 4 ★★★★☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。作業員クラスなら頭の良さは必要ないが、職人になるためには、少しの賢さが必要。
すばやさ(素早さ)
速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。一般成人並みの動きができれば、それでいい。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
精神力の強さのこと。見習いだけに失敗も多いと思うが、怒られても「負けない心」が必要だ。
3.装備(土方職人見習いの装着品)
一般土木の「初級職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
鎚属性:鉄のブロックヅチ
鎚属性:鉄のハヅチ
梃属性:鉄のバール
鏝属性:鉄のコテ
鋸属性:鉄の手引きノコ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:多少傷のあるヘルメット
【籠手系】
手の保護:厚手の安い軍手
【鎧系】
体の保護:古びれた作業服
体の防寒:古びれたジャンパー
【甲懸系】
足の保護:土木用厚手の靴下
足の保護:すり減った編上式安全靴
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:布のくぎ袋
【工具系】
道具:コンベックス5.5m
装飾:汗拭き用のタオル
【乗物系】
専用車:軽のダンプトラック
4.特技(土方職人見習いの得意技)
一般土木の「初級職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【測量技:丁張(ちょうはり)】
難易度:4 ★★★★☆
土工の床掘完了後に、構造物の格好を木の板で作る技。本来監督の作業だが、職人たる者、覚えなくてはいけない初歩の技。
【手腕技:左官工の技】
難易度:4 ★★★★☆
「こて(鏝)系の工具」を使ってコンクリート表面を仕上げる鏝技。天端や土間と呼ばれる下方向の仕上げが主で、「木鏝仕上げ」「金鏝仕上げ」「箒仕上げ」「亀の甲羅仕上げ」と多彩な技が存在する。
【手腕技:石工の技】
難易度:4 ★★★★☆
「てこ(梃)系の工具」を使って石を積み上げていく梃技。「空積」「練積」「直積」「曲積」などの積み技がある。
【手腕技:ブロック工の技】
難易度:4 ★★★★☆
「つち(鎚)系の工具」を使って間知ブロックを並べていく鎚技。「布積」「谷積」「直線」「曲線」などの積み方がある。
【手腕技:型枠工の技】
難易度:4 ★★★★☆
「のこ(鋸)系の工具」を使ってコンクリートを入れる箱(仮枠)を作る鋸技。「直線」「曲線」「水平」「勾配」などの組み方がある。
できれば覚えたい特殊技
【会話技:知ったかぶり】
難易度:1 ★☆☆☆☆
まったく理解してなく、知りもしないのに、あたかも知っているような素振りをすること。自分がしたことを知らないふりをする「すっとぼける」の反対の意味を持つ。この知ったかぶりが、バレないように演技すると「仕事ができる職人」と思われる、しょうもない奥義。
持っておきたい資格術
【技能講習:地山の掘削作業主任者】
難易度:2 ★★☆☆☆
掘削面の高さが2mを超える地山の掘削作業に必要な資格。使用頻度は「大」で、土木職人を目指す者には、是非とも取得してもらいたいものだ!
【技能講習:土留支保工作業主任者】
難易度:2 ★★☆☆☆
土留支保工の切梁や腹起しの組立解体作業に必要な資格。使用頻度は「中」で、そもそも、そんな大掛かりな土留工事は専門業者に任せる。
【技能講習:型枠支保工作業主任者】
難易度:2 ★★☆☆☆
型枠の支保工(スラブなどを支えるサポートなど)の組立解体に必要な資格。使用頻度は「小」で、一般の土木構造物には、あまり必要がない。と思う。
5.特長(土方職人見習いの性格)
一般土木の「初級職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・いろんな工種(業種)の作業を体験できるので、どんな現場でも応用が利くようになる。
・知ったかぶりの技術が格段に上がる。
・一般の土木作業員をあごで使える。(見習いは不可)
悪いところ
・一般の土木作業員のように、指示待ちでは使えないので、監督や上級職人から「こっぴどく」怒られるようになる。
・防御系の呪文【ワカリマセン】と【デキマセン】が使えなくなる。
・作業員時代には無かった「責任」という、重い言葉を感じるようになる。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の貧困層
土木作業員、格上の職業「土木職人」。地位はかなり高く、格下の作業員を「アゴ」を使って動かすことが出来る。(見習いは不可)
そのため建設界での地位は、ブルーカラーの中でも上位に位置する。(見習いは不可)
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:50%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
この土木職人の技を持つ者は、建設界では「多能工」と呼ばれ、様々な業種のいいところを「広く、浅く」習得した職業。そのため、どんな業種にも適応能力があり、どんな業種でも生き残れる。でも、見習いだけに・・・
あるある
・一般土木の職人(見習い)になったものの、実際に構造物を造らされて出来ない時、作業員に戻りたくなる。だが、一度なってしまった以上、戻れない。
・今流行りの外国人技能実習生が3年間の経験を積み、再度、日本に来た時には「高度な技術を持った職人」として、向かい入れることになるらしい。末恐ろしや・・・
・現場監督に口答えをする。
6.転職(土方職人見習いの将来)
一般土木の「初級職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
一般土木で初級職人の【土方職人見習い】になる。
・なる方法1:一般の土木作業員の自分に、大きな不満を持っている。
・なる方法2:日曜大工が好きだ!
・なる方法3:実家が農家で、農業の経験がある。
・なる方法4:「土木」に対する熱い思いが止まらない。
そのあと・・・
修業を行い、上位の職業である普通職人の【多能工な土方職人】に進化しよう!
・なれる条件1:いろんな工種の作業が、なんとか「できる」ようになった。
・なれる条件2:土木の作業員から数えて、かれこれ10年の歳月が流れる。
・なれる条件3:会社の社長が、賃金値上げの交渉に応じてくれた。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おススメ転職先1:一般土木の運転手への道。建設機械の操縦技を覚えて、何でもできる【スーパーオペレータ】を目指す。
・おススメ転職先2:一般土木の監督への道。土木現場の管理技を覚え、【2級土木の施工技士】を目指す。
7.総括(土方職人見習いのまとめ)
そうかつという名の感想と妄想。
まとめてみた。
一般土木の初級職人・・・
土木職人になるために、「土木の門」の扉を初めて叩いた、勇気ある若者(中年も可)よ・・・
門の扉は今、開かれた!!
修業に専念し、修練に励むのだ!!
と、
調子のいいことばかり言ってますが、そんなに大げさな職業ではございません。
あしからず・・・
見。
・一般土木の会社の中を見てみる。
・ほかの一般土木の仕事ぶりを見てみる。