「工事現場のお母さん。伝説のアスファルト舗設人夫!」
・作業王:ホソーノオバチャンとは?
舗装三聖の一人で、作業員のすべての聖母【霊獣:黒蝶】の称号をもつ神職業。
昭和の初期から現在に至るまで、舗装一筋で生きてきた舗装作業員の肝っ玉母ちゃんのこと。
舗装の歴史を、直に見てきた「ホソーノオバチャン」には、わからない作業はないと言う。
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それでは詳しく見てみよう。👇
- 1.職業(ホソーノオバチャンの仕事)
- 2.能力(ホソーノオバチャンの強さ)
- 3.装備(ホソーノオバチャンの装着品)
- 4.特技(ホソーノオバチャンの得意技)
- 5.特長(ホソーノオバチャンの性格)
- 6.転職(ホソーノオバチャンの将来)
- 7.総括(ホソーノオバチャンのまとめ)
1.職業(ホソーノオバチャンの仕事)
舗装の「神級作業員」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:作業王ホソーノオバチャン
LEVEL:50(経験年数50年以上)
HP:10(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:18250(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:舗装(正式名:舗装工事業)
職業:作業員(正式名:軽作業員)
階級:神様の位
おもな仕事と思われる内容
【舗装の準備】
作業開始時の舗装道具の準備や、片側交通規制時の安全管理の手伝い。
あとは、朝一番に作業員全員に活を入れること。
【舗装の施工】
舗装工事の「撤去工・路盤工・舗装工」の工種の中で、すべての手作業は一通りできるので、ほかの作業員が忙しい時の補助作業。
【舗装の雑用】
路盤作業時の普通作業員の手元、舗設時の上級作業員の手元。
あとは、夏場の水分補給のお茶くみと、たまに自腹で買って来た茶菓子の配布。
【舗装の片付】
舗設完了後の余った合材の掃除、みんなが散らかした後の道具の片付け。
あとは、疲れ切った作業員達への励ましの言葉。
だいたいの給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者。いわゆる「雇われ従業員」のこと。一応社員ではあるが、時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、アルバイト感覚でも大丈夫な存在。
神級作業員の場合、用事での欠勤は会社から認められている。
・賃金形態:日給制
時給制の「常用賃金」で日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:半自由労働
基本的に、一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
いろんな舗装の歴史を知ってはいるが、ただの作業員だけに給料は生涯変わらない。
【きほんの給料】
・給与:年250万円(月21万円)
日給は、一日8,000円の日当がもらえる。時給にすると1000円で、建設界の普通作業員よりちょっと安い賃金(作業員の0.8倍、キャバ嬢の半分)がもらえる。
月給にすると、26日×8000円=21万円。年間で、12ヶ月×21万円=250万円となる。
・残業:年0円(月0円)
舗装工事の場合、基本的に8時~17時までの作業で、残業はほとんどない。あっても月5時間、年60時間程度。
しかしオバチャンの場合、残業には出なくてもいいことになっている。
・休出:年0円(月0円)
この工事には「夜間工事」と呼ばれる、真夜中にする作業が年間平均30日ほどある。しかも基本時給の1.5倍だ!
しかしオバチャンの場合、夜間作業には出なくてもいいことになっている。
・賞与:年4万円(1回2万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できないので無視。寸志として、2万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。オバチャンの場合、各作業員による送り迎えがあるので、通勤費はかからない。
※仮の給料
額面の年収254万円(月21万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-10万円(月-8000円)
舗装工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然休みとなる。
ちなみに、年間の天候による休みは、365日×0.3割=12日となる。
・連休による休み:年-12万円(1回-4万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間で15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-46万円(月-3.8万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収186万円(月16万円)
額面の年収254万円(月21万円)
年間の差額-68万円(月-5万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。
これが「真実の給与」です。
※給料明細書のまとめ
※ケンセツクエスト調査班の予想です。
2.能力(ホソーノオバチャンの強さ)
舗装の「神級作業員」に必要な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:21ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■□□□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。現場で唯一の女性だけに腕力は必要ない。あくまで作業員の補助だけに。
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
手先の器用さのこと。だてに何十年も舗装工事に携わったわけではない。時にはレーキマン以上の仕上がりを見せることも。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
体力の持続性のこと。男に負けずに頑張ってきた。普通の作業員に負けないくらいの体力はある。
かしこさ(賢さ)
賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。いろんな舗装の技術は知っているが、知っているだけで全然使えない。
すばやさ(素早さ)
速: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。伝説と化す「オバチャン」に素早い動きは必要ない。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 8 ★★★★★★★★☆☆
戦後の焼け野原を生き抜いてきた人。多少のことではびくともしない。
3.装備(ホソーノオバチャンの装着品)
舗装の「神級作業員」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
箒属性:聖母の竹ほうき
鋤属性:菩薩の角スコップ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:黄金のヘルメット
【籠手系】
手の保護:青銅の手袋
【鎧系】
体の保護:白銀の作業服
体の防寒:黒銀の防寒着
【甲懸系】
足の保護:紅銀の安全靴
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:なし
【工具系】
道具:チタンのフルイ器
装飾:チタンの舗装厚測定器
【乗物系】
専用車:工事車の助手席
汎用車:送迎車の助手席
4.特技(ホソーノオバチャンの得意技)
舗装の「神級作業員」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【手腕技:クリーンの技】
難易度:1 ★☆☆☆☆
舗装現場の3Sを極めた技。「整理、整頓、清掃」の頭文字を取って作られた言葉らしく、オバチャンには向いている技。
【手腕技:タールの技】
難易度:1 ★☆☆☆☆
舗設前に散布する、プライムコートやタックコートが道路構造物にかからないように、ベニヤ板を立てて養生する技。の、ベニヤ板持ち。
【手腕技:スコップの技】
難易度:3 ★★★☆☆
角型スコップを使っての砕石の敷き均し、アスファルトの敷き均し、養生砂の扇まき、掃除したあとのチリトリの代わり、などと多彩な技がある。
【手腕技:レーキの技】
難易度:4 ★★★★☆
年季を重ねた「ホソーノオバチャン」だからこそできる、レーキを使ったアスファルトの敷き均し技。普通作業員レーキマンに負けないくらいの技をもつ。
【操作技:アジャスターの技】
難易度:5 ★★★★★
アスファルトフィニシャーに搭載されているスクリードの調整技。普段はアジャスターマンが行うのだが、忙しくて手が回らないときにオバチャンがヘルプで入る。しかも、その腕は上級作業員アジャスターマンと同等。
できれば覚えたい特殊技
【会話技:出しゃばり】
難易度:3 ★★★☆☆
現場監督の段取りや作業員の作業のやり方について、上げ足を取ったりダメ出しをすること。長い現場経験があるだけに言うことは的を得ている。
【会話技:ホメ言葉】
難易度:3 ★★★☆☆
現場監督や作業員、運転手をほめちぎり、気分を良くさせ、円滑に工事を進めさせる技。長い経験により口がうまい。
【奥義技:逆鱗】
難易度:5 ★★★★★
現場監督のあまりの段取りの悪さに、あの聖母のような「オバチャン」が鬼神のごとく怒り狂うこと。そうそうあることではなく、めったに見れない奥義中の奥義。
持っておきたい資格術
【個人資格:勤労表彰状】
難易度:5 ★★★★★
長年にわたり務めた舗装会社から、感謝の印として与えられる賞状と記念品。何事も「つづけること」が難しく、長い歴史が感じられる一品。
5.特長(ホソーノオバチャンの性格)
舗装の「神級作業員」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・女性ならではの、細かい所に気が届く「気遣い」。
・辛いことがあった時の現場監督への「励まし」。
・長い経験による、物怖じしない舗装現場作業の「場馴れ」。
・母親ならではの、母性が感じられる「安心感」。
悪いところ
・たまに、監督や作業員たちを「あご」で使う。
・機嫌が悪いと、茶菓子の扱いが雑になる。
・世の中の本質を知っているため、冷たい。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の底辺
普通作業員と同じ地位なのだが、舗装現場では影の権力を持っている。なので誰も逆らえない。社会的地位は、下町の肝っ玉母ちゃんっぽい。
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:0%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・もし失業しても転職できる確率:0%
作業自体は普通作業員程度の実力だが、舗装現場での気配りや気遣いは、男性作業員には持っていないものを持つ。非常に、まれな作業員なので希少価値は高い。が、そろそろ寿命だ。
6.転職(ホソーノオバチャンの将来)
舗装の「神級作業員」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
舗装の神級作業員の【作業王:ホソーノオバチャン】になる。
・なりかた1:大昔に、舗設現場の手伝いを頼まれたまま、現在に至る。
・なりかた2:昔の舗装仲間は、一人もいない。
・なりかた3:日本で初めて舗設された「アスファルト舗装」に、立ち会ったことがある。
・なりかた4:最近、人間じゃなくなっていくような気がしてきた。
そのあと・・・
これ以上の「舗装作業員」は、この世に存在しない。あとは、妖怪になるくらいしか・・・
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おススメの転職先1:【一般土木の普通作業員】への道。昔は、どこの現場にも多く存在した、土木工事の掃除婦に転職する。
・おススメの転職先2:【舗装作業員引退】への道。現役から引退し、年金生活でひっそりと暮らす。
7.総括(ホソーノオバチャンのまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた。
舗装の神級作業員・・・
昔は、工事現場でよく見かけた建設作業員のおばちゃん・・・
化粧は捨てたが、気前が良く太っ腹で、大変なことにも物怖じしない、安定感のある、そして聖母のような優しき作業員・・・
今では、ほとんど見かけなくなったが、こんなおばちゃんが工事現場には必要かもしれない・・・
と思う、今日この頃です。
姑。
・舗装の会社の中身を見てみる。
・ほかの舗装の職業を見てみる。