「法面屋の作業員。今日から始めました!」
・はじめての法面屋とは?
法面工事の作業内容が何なのか解らず、とりあえず門をたたいて入社した「職人の卵」。
仕事自体、一切できないが「掃除片付け」のスキルは、優れているモノを持つ。
すべての作業が初めてなだけに、リタイヤする者も多いと聞く。
それでは、その中身を見てみよう!👇
- 1.職業(はじめての法面屋の仕事)
- 2.能力(はじめての法面屋の強さ)
- 3.装備(はじめての法面屋の装飾品)
- 4.特技(はじめての法面屋の得意技)
- 5.特長(はじめての法面屋の性格)
- 6.転職(はじめての法面屋の将来)
- 7.総括(はじめての法面屋のまとめ)
1.職業(はじめての法面屋の仕事)
法面の「初級職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:はじめての法面屋
LEVEL:1(経験年数0年以上)
HP:20(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:0(次のレベルまであと365日)
----------
業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:法面(正式名:とび土工工事業)
職業:職人(正式名:普通作業員)
階級:初級の位
おもな仕事と思われる内容
【法面工事全般のしごと】
「陸」での作業とは違い、傾斜での作業が主な仕事。
未経験ゆえに、まだ法面での作業は基本的にない。
だが、陸上と法面の「境目」が彼の仕事場だ!
そして、
その仕事内容は、監督の手伝い、職人の手伝い、掃除、片付けと3Sの基本。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年376万円(月31万円)
日給は一日12,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,500円で、建設界の普通作業員より少し高い賃金(作業員の1.2倍、キャバ嬢の半分ちょい)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×12000円=376万円となる。月給は月26日×12000円=31万円なり。
・残業:年11万円(月9000円)
法面工事の場合、公共事業の元請けと下請け工事が主なので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどしない。
計算すると、月5時間×1500円×1.25倍=9000円、年12ヶ月×9000円=11万円なり。
・休出:年0円(月0円)
夜間作業はほとんどなく、休日出勤もほとんどない。
・賞与:年12万円(1回6万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。寸志として、6万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収399万円(月給33万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-14万円(月-1.2万円)
法面工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-18万円(1回-6万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-73万円(月-6.1万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収294万円(月給25万円)
額面の年収399万円(月給33万円)
年間の差額 -105万円(月間-8万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(はじめての法面屋の強さ)
法面の「初級作業員」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:17ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。今はまだ必要ない。いざという時のために力を蓄えておこう!
うでまえ(技前)
技: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
作業能力の高さのこと。期待すらされてない。始めて現場に出た時は「そんなもんか」と監督に思われている。
たいりょく(体力)
体: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。最初はそこそこの体力があればよい。心配しなくても、あとで必要となる。
かしこさ(賢さ)
賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。頭を使う作業が苦手な人には、ぴったりの仕事。ほとんど使うことはない。
すばやさ(素早さ)
速: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。いくら見習いと言っても、普通の作業員の動きくらいは必要。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 6 ★★★★★★☆☆☆☆
精神力の強さのこと。ここが唯一、土木作業員との違いで「高いところ」に耐えうる精神力が必要となる。
3.装備(はじめての法面屋の装飾品)
法面の「初級作業員」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
清掃属性:新品の竹ほうき
鍬板属性:柄の長いカキ板
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:新品のヘルメット
【籠手系】
手の保護:きれいな軍手
【鎧系】
体の保護:真新しい作業服
【甲掛系】
足の防護:法面用の安全靴
どうぐ(道具)
【腰袋系】
帯紐:練習用の傾斜面安全帯
帯紐:練習用のロリップ
【乗物系】
専用車:おさがりの軽トラック
4.特技(はじめての法面屋の得意技)
法面の「初級作業員」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【清掃(腕技)】
難易度:1 ★☆☆☆☆
とりあえずは、高いところに登っての作業ができないので、掃除、片付け、手伝いの初級技を覚えること。この技は土木でも通用する技だ!
【高所実践(体技)】
難易度:4 ★★★★☆
実際に「親綱、ロリップ、ランヤード」を使って、斜面を歩く練習のこと。練習だけにただ歩くだけだが、かなり危険な技だ。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:スパイダーマン(幻技)】
難易度:5 ★★★★★
法面用の命綱を使わず、映画撮影用のワイヤーロープの使わず、素のままで斜面を移動する現実ではあり得ない奥義。ただし、仮にできたとしても、日本では労働基準監督署から注意を受ける。
持っておきたい資格術
【特別教育:ロープ高所作業】
難易度:1 ★☆☆☆☆
最近できた、新しい資格のことで「ロープ高所作業特別教育」と呼ばれる資格を取らないことには、2m以上の法面作業ができないらしい。今のうちに取得しておきたい技。
5.特長(はじめての法面屋の性格)
法面の「初級作業員」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・掃除以外、何もできないので何もしなくてもよい。
悪いところ
・もちろん、給料も安くて現場での扱いが「人間」ではない。
社会的地位
・階級:ブルーカラー(下流階級)の貧困層
もちろん、底辺職の「ブルーカラー」と呼ばれる下級階級の一番下だ!今、何もできないのはわかっている。だからこそ這い上がれ!!
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:100%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・ロボットに仕事を奪われる確率:0%
外国人労働者でも代替ができる職業であるため、早めのレベルアップが必要と思われる。ぼやぼやしていると「ニート」になるしかないぞ!
6.転職(はじめての法面屋の将来)
法面の「初級職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
法面の初級作業員で【はじめての法面屋】から始めよう。
・なりかた1:求人案内で「法面作業員、急募!」を知り、法面の仕事が気になり始めた。
・なりかた2:いろいろ考えた末、思い切って応募してみた。
・なりかた3:面接を受け、人事の人に「明日からお願いします!」と言われた。
そのあと・・・
修業を行い、上級位で法面の普通職人【法面清掃係のクライマー】に進化しよう!
・なれる条件1:高いところでの作業もだいぶ慣れた。
・なれる条件2:そろそろ斜面での作業を、やってみたいと思っている。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:特殊な法面工事よりも、最もポピュラーな【一般土木の初級職人】がいいかも?
7.総括(はじめての法面屋のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
初めての建設現場・・・
その中でも「特殊な工事」と言われる法面工事。
その中でも「初めて」と言われる作業員。
けっして水平な「陸」での仕事ではなく、傾斜ばかりの「斜」が仕事場となる。
初心者には、少し難しいかも・・・
初。
・そのほかの法面工事の職業を見てみる。