「急傾斜地で暮らす、謎多き職人!クレージークライマー!」
・法面清掃係のクライマーとは?
急傾斜と呼ばれる斜面にロープを使ってぶら下がり、法面保護の作業を行う者のことを言う。
まだ経験が浅く、技術的には未完成ではあるが「高所」と呼ばれる恐怖に打ち勝つ強い心を持っている。
今からの成長が、楽しみな職業だ!
勇気ある者はどうぞ!👇
- 1.職業(法面清掃係のクライマーの仕事)
- 2.能力(法面清掃係のクライマーの強さ)
- 3.装備(法面清掃係のクライマーの装飾品)
- 4.特技(法面清掃係のクライマーの得意技)
- 5.特長(法面清掃係のクライマーの性格)
- 6.転職(法面清掃係のクライマーの将来)
- 7.総括(法面清掃係のクライマーのまとめ)
1.職業(法面清掃係のクライマーの仕事)
法面の「普通職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:法面清掃係のクライマー
LEVEL:3(経験年数3年以上)
HP:35(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:1095(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:法面(正式名:とび土工工事業)
職業:職人(正式名:法面工)
階級:普通の位
おもな仕事と思われる内容
斜面(自然)、法面(人工)と呼ばれる急傾斜の現場で、親綱一本を頼りに、急傾斜の保護工事を行う作業が仕事だ!
以下に作業を示す。
【人力整正の作業】
カキ板、草刈り機、チェーンソーを使い、表面の表土や草木を除去すること。
【ラス張りの作業】
モルタル、コンクリート、植生基材の下地となる金網を張り、アンカーピンで止めること。
【法枠工法の作業】
格子状コンクリートの「鉄筋・型枠」を組み立てること。
が主な作業。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年438万円(月37万円)
日給は一日14,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,750円で、建設界の普通作業員よりはもらえてる水準の賃金(作業員の1.4倍、キャバ嬢の1/√2倍)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×14000円=438万円となる。月給は月26日×14000円=37万円なり。
・残業:年13万円(月11000円)
法面工事の場合、公共事業の元請けと下請け工事が主なので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどないに等しい。
計算すると、月5時間×1750円×1.25倍=11000円、年12ヶ月×11000円=13万円なり。
・休出:年0円(月0円)
夜間作業はほとんどなく、休日出勤もほとんどない。
・賞与:年14万円(1回7万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。寸志として、7万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収465万円(月給39万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-17万円(月-1.4万円)
法面工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-21万円(1回-7万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-85万円(月-7.1万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約20%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収342万円(月給29万円)
額面の年収465万円(月給39万円)
年間の差額 -123万円(月間-10万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(法面清掃係のクライマーの強さ)
法面の「普通職人」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:28ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■□□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。陸とは違い斜面での作業で、かなり力は要る。覚悟せよ!
うでまえ(技前)
技: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
作業能力の高さのこと。ロリップを巧みに操り、変幻自在に崖を舞う。相当な技術が必要。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。何といっても斜面の上では休憩すら、ままならない。それなりの体力はいる。(トイレはどうするんだろう?)
かしこさ(賢さ)
賢: 1 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。いらない。左脳はほとんど使わない。その分、心の強さを鍛え上げるのだ!
すばやさ(素早さ)
速: 6 ★★★★★★☆☆☆☆
機敏な動きのこと。斜面の上を、まるで陸上を歩くかのように駆け回らないといけない。すばやさは重要だ!
こころのつよさ(心の強さ)
心: 6 ★★★★★★☆☆☆☆
精神力の強さのこと。人間が持つ本能の一つである「高所」の恐怖を乗り越えなければならない。そのため、心の強さが必要。
3.装備(法面清掃係のクライマーの装飾品)
法面の「普通職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【手動系】
鍬板属性:柄の短いかき板
鉄鎚属性:石頭ハンマー
【電動系】
穿孔属性:削孔用電動ドリル
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:アゴひもが強化されたヘルメット
【籠手系】
手の保護:皮革の手袋
【鎧系】
体の保護:厚手の丈夫な作業服
【甲掛系】
足の防護:安全スパイクシューズ
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:革製の洒落た袋
帯紐:ロリップ(軽作業用)
帯紐:親綱ロープ
【道具系】
結束:ハッカー
結束:結束線
【乗物系】
専用車:移動用のトラック
4.特技(法面清掃係のクライマーの得意技)
法面の「普通職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【高所克服(心技)】
難易度:4 ★★★★☆
初めての職人が、最初にぶち当たる壁で「高所恐怖症」と呼ばれる恐怖を、克服しないといけない心の技。この心技を使えない者は、いち早く法面の職人を辞めてもらいたい。
【ロリップ操作(腕技)】
難易度:4 ★★★★☆
自分の命を預ける、命の次に大事な安全帯の先っぽ。親綱と連動しており、手を離すとロックし転落を防止する。この道具に「技」をプラスして、法面を自分の庭のように駆け回る技。
【ラス張り(腕技)】
難易度:3 ★★★☆☆
吹付工の下地となる「ラス網」と呼ばれる格子状の金網を、のり面に張っていく技。この技は、技と言うよりは仕事である。
【アンカーピン(腕技)】
難易度:3 ★★★☆☆
吹付工のラス網を、アンカーピンを打って固定する技。直接抜からない時には、ハンマードリルで穿って(うがって)抜かすのである。この技も、技と言うよりは仕事である。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:アルピニスト(違技)】
難易度:3 ★★★☆☆
仕事には全く使えない奥義で、斜面での作業中に、ふと「登山家になりたい!」と、覚醒し会社を辞めエベレスト山脈を制覇する。ちょっと違った技。
ぼくの個人的な意見だが、「夢」を目指すのもいいかもしれない・・・
持っておきたい資格術
【公的資格:地すべり防止工事士】
難易度:4 ★★★★☆
この資格の目的が「斜面災害から日本の美しい国土と、かけがえのない生命及び財産を守る役割を担うプロフェッショナルを育てる」という何とも壮大で、スケールがでかすぎる資格。なお合格率は30%ぐらいで難関。
5.特長(法面清掃係のクライマーの性格)
法面の「普通職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・斜面から、眺める景色は絶景だ!
・登山の「ロッククライミング」をしている気分が味わえる。
悪いところ
・崖からぶら下がっての職業なので、いくら安全帯を装着していても命がけの仕事だ。
・とにかく高い。急傾斜で高い所では、100mを軽く超える所も。
社会的地位
・階級:メタルカラー(中流階級)の貧乏脱出層
業界での地位は「メタルカラー」のタマゴで、中流階級の下の方に当たる。世間一般では「あんなところに上って仕事をしている!」と驚かれる。
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:50%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・ロボットに仕事を奪われる確率:0%
この職人の仕事は、陸で仕事をしている人たちにくらべて「消えない職業」の一つである。確かに、「パッ」と行って「サッ」とできる仕事ではない。しかし最近は、外国人実習生の波が押し寄せてきている。
6.転職(法面清掃係のクライマーの将来)
法面の「普通職人」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
法面の普通職人【法面清掃係のクライマー】から始めよう。
・なりかた1:高所恐怖症ではない。むしろ高い所が大好き。
・なりかた2:平坦な「陸」での仕事に、飽きている。
・なりかた3:登山家になりたい、と思ったことがある。
そのあと・・・
法面屋の主役、上位で法面の上級職人【吹付工のノズルマン】に進化しよう!
・なれる条件1:法面の職人を5年ほど経験し、斜面を自由自在に駆け巡れる。
・なれる条件2:吹付工の花形である「ノズルマン」になりたいと、心の中で思っている。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:全く別業界の職業だが、世界の山を相手に【山脈の登山家】にジョブチェンジする。
7.総括(法面清掃係のクライマーのまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
法面の職人を目指す方へ・・・
この職業は、技術云々と言うよりは、ハートの強さがモノを言います。
いくら命綱があるとはいえ、斜面にぶら下がって作業をするのは、陸の者からすると考えられません。
そして、
建設業界には、いろいろと高所作業を行う職業がありますが「鉄骨とび、足場とび、重量とび」とは、明らかに違う怖さがあると思われます。
御興味がある方は、一度体験してみてはいかがですか?
登。
・そのほかの法面工事の職業を見てみる。