「ノズルホース（暴れ馬）を乗りこなせ！筒先を操る達人！！」
・吹付工のノズルマンとは？
法面工事の吹付工法の中で、最も活躍する「職」ともいえる人のこと。
普通の職人からの下積みを経て、ノズルを操る職人となった法面屋の主人公。
ノズルの先から物体を放出し、斜面を強固に固めていく！
これが、
本物の法面屋職人の仕事だ！👇
- 1.職業（吹付工のノズルマンの仕事）
- 2.能力（吹付工のノズルマンの強さ）
- 3.装備（吹付工のノズルマンの装飾品）
- 4.特技（吹付工のノズルマンの得意技）
- 5.特長（吹付工のノズルマンの性格）
- 6.転職（吹付工のノズルマンの将来）
- 7.総括（吹付工のノズルマンのまとめ）
1.職業（吹付工のノズルマンの仕事）
法面の「上級職人」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前：吹付工のノズルマン
LEVEL：5（経験年数5年以上）
HP：45（肉体のつよさ）
MP：0（頭脳のつよさ）
経験値：1825（次のレベルまであと365日）
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業界：建設業
種族：土木系（専門業種）
業種：法面（正式名：とび土工工事業）
職業：職人（正式名：法面工）
階級：上級の位
おもな仕事と思われる内容
【吹付工のしごと】
法面工の中の、吹付工と呼ばれる工種の仕上げ「フィニッシュ」を担当する者のこと。
モルタル吹付工のモルタルを、法面に吹き付ける係。
植生基材工の基材を、法面に吹き付ける係。
イメージとしては「コンクリートポンプ圧送の激しいやつ。」と、思ってもらえばよい。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態：雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態：日給制
一日いくら？の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ！
・勤務形態：時間労働
一日8時～17時までの8時間労働（休憩1時間）で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日（月26日）の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与：年501万円（月42万円）
日給は一日16,000円の日当がもらえる。
時給にすると2,000円で、建設界の普通作業員より相当高い水準の賃金（作業員の1.6倍、キャバ嬢にはこれでも負ける）がもらえる。
計算すると、年間で年313日×16000円＝501万円となる。月給は月26日×16000円＝42万円なり。
・残業：年15万円（月13000円）
法面工事の場合、公共事業の元請けと下請け工事が主なので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度で、ほとんどないに等しい。
計算すると、月5時間×2000円×1.25倍＝13000円、年12ヶ月×13000円＝15万円なり。
・休出：年0円（月0円）
夜間作業はほとんどなく、休日出勤もほとんどない。
・賞与：年16万円（1回8万円）
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。寸志として、8万円ほどもらえることがある。
・手当：年0円（月0円）
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収532万円（月給44万円）
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み：年-19万円（月-1.6万円）
法面工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割＝12日（月1日）となる。
・連休による休み：年-24万円（1回-7.5万円）
1月の正月休み（5日間）、5月のゴールデンウイーク（5日間）、8月のお盆休み（5日間）の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取：年-103万円（月-8.6万円）
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約21％」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収386万円（月給32万円）
額面の年収532万円（月給44万円）
年間の差額 -146万円（月間-12万円）
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です！！
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力（吹付工のノズルマンの強さ）
法面の「上級職人」に必要な、色々な基本能力値を解説！
つよさ（強さ）
総合能力値：37ポイント（60ポイント中）
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから（筋力）
力： 8 ★★★★★★★★☆☆
腕力の強さのこと。暴れ馬のような「ノズルホース」を、片腕一本で扱わないといけないため、相当な力がいる。
うでまえ（技前）
技： 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
作業能力の高さのこと。吹き付けのラス厚を保つため、片方の手で金網を調整しなければならない。左右の手を起用に使う、技力が必要。
たいりょく（体力）
体： 7 ★★★★★★★☆☆☆
持久力の長さのこと。急傾斜での作業で疲れやすいと思われがちだが、職人レベルにもなると要領がよくなり、そこまで体力を使わなくなる。
かしこさ（賢さ）
賢： 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。賢さはなくても良い。計算することもない「己の技」のみで大丈夫だ！
すばやさ（素早さ）
速： 7 ★★★★★★★☆☆☆
機敏な動きのこと。
こころのつよさ（心の強さ）
心： 7 ★★★★★★★☆☆☆
精神力の強さのこと。高所と呼ばれる「恐怖」と戦いながらの作業となる。強い精神力が必要だ！
3.装備（吹付工のノズルマンの装飾品）
法面の「上級職人」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき（武器）
【器具系】
吹付属性：吹付専用ホースノズル
吹付属性：ラス厚調整用の棒
ぼうぐ（防具）
【兜系】
頭の防護：絶対に外れないヘルメット
【籠手系】
手の保護：薄い高級な革手
【鎧系】
体の保護：今風の洒落た作業服
体の保護：汚れてもいいヤッケ
【甲掛系】
足の防護：スパイク付きの安全靴
どうぐ（道具）
【腰袋系】
腰袋：高級革の腰袋
帯紐：フルハーネス型の安全帯
装飾：ロリップ（重作業用）
装飾：親綱ロープ
【乗物系】
専用車：移動用のトラック（助手席）
4.特技（吹付工のノズルマンの得意技）
法面の「上級職人」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【ノズルマン（腕技）】
難易度：4 ★★★★☆
片腕だけを駆使して、吹付ノズルを持つことだけに全精力を注ぐ技。簡単そうだが、かなり力のいる技。また、法面界では「法屋の腕を持つ者」と古くから称されていて、その者の「利き肩と利き腕」は、異様な形をしていると言い伝えられている。
【隻腕ロリップ（腕技）】
難易度：4 ★★★★☆
吹付作業を行いながら、片方の手で親綱に取り付けた「ロリップ」と呼ばれる器具を操作し、法面を自由に動き回る技。初級の職人よりは難易度が少し上がる。
できれば覚えたい特殊技
【奥義：法屋の眼（眼技）】
難易度：3 ★★★☆☆
吹付の作業時に何のゲージにも頼らず、自分の眼を頼りにモルタルを吹き付けていく奥義。熟練した職人には、すでに備わっている技だ。（奥義と呼ぶほどの物ではない）
持っておきたい資格術
【公的資格：のり面ノズルマン技能認定】
難易度：4 ★★★★☆
どっかの協会が発行する法面の吹付に特化した技能検定。資格自体レアな上、合格率は20％ぐらい。かなりの難関。
5.特長（吹付工のノズルマンの性格）
法面の「上級職人」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・吹付作業をしていると「男の仕事をしてるな」と、時々思うことがある。
・高い所が好きな方には、向いている。
悪いところ
・とにかく力がいる。しかも片方の腕に集中して。
・小さなミスが、命を奪うこともある。
社会的地位
・階級：メタルカラー（中流階級）の脱下流層
吹付の専門職人だけに地位は高い。中流階級で「真ん中くらいかな」というポジション。
生き残り
法面の保護という「みなさん」の安全を担う職業だけに、この職業は廃れない。また、最近流行りの外国人労働者も、簡単にはマネできない。
6.転職（吹付工のノズルマンの将来）
法面の「上級職人」の職業を極め！進化し！転職せよ！
まずは・・・
法面の上級職人で【吹付工のノズルマン】から始めよう。
・なりかた1：あしかけ10年を超える法面工事の下積みに耐えた。
・なりかた2：振り返ってみると「俺」より仕事ができるヤツはいない。
そのあと・・・
すべての法面作業を極め、上位で法面の神級職人【進撃の調査兵団】に進化しよう！
・なれる条件1：まんが「進撃の巨人」を全館読破し、また読み返すつもりでいる。
・なれる条件2：ひそかに「立体起動装置」を開発中である。
・なれる条件3：自由に宙を飛び回りたい。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職！！
・おすすめの転職先1：「斜面」から「陸」へ、生コン打設専門の【コンクリート圧送の普通職人】になってみては、どうだろうか！
7.総括（吹付工のノズルマンのまとめ）
そうかつという名の感想。
まとめてみた
法面工では、最上級な職業の吹付職人。
見た目は「派手」が、その内では過酷な作業を強いられている。
斜面との闘い、片手での戦い、時間との闘い。
己を鍛えるには、もってこいの職業だ！
若人よ・・・
「筋トレするならここに来い！！」
筋。
・そのほかの法面工事の職業を見てみる。
