「日本古来より伝わる、格式高き造園庭師の集団!」
・緑庭色のランドスケープとは?
歴史を重んじ、自然を愛し、草木を大切にする、日本の「情緒」を持った庭師の集まり。
その集団の仕事ぶりは、庭だけを専門に扱い、「ほかの仕事は一切引き受けない」という、頑固な一面も持つ。
そして、
個人との関わりを最も大事にしているため、剪定してもらった施主に、話を聞くと「心が癒される」と聞いた。
ゆえに、
【大地】系の属性を持っていて【緑】の色が、よく似合う!
- 1.任務~造園工事の仕事~
- 2.基地~造園会社の能力~
- 3.組織~造園業者の系譜~
- 4.資格~造園施工の証書~
- 5.格納庫~大きな機械の倉庫~
- 6.道具箱~小さな工具の小物入れ~
- 7.まとめ~要約してみる~
1.任務~造園工事の仕事~
「造園工事業」という任務を遂行する者の仕事内容など。
きほんの情報
俗称:緑庭色のランドスケープ
業界:建設業(分類コード0301)
種族:土木系(専門業種)
業種:造園(工事の俗称)
規模:一般(請負金額500万円以上)
種類:造園工事業(建設業の許可)
ぎょうむの内容
【造園屋の仕事】
「日本の四季」を司る職業であり、日本人の心の中に棲む、「情緒風情」を目覚めさせるのが生業。
個人の庭造りと庭の手入れ、公共公園の手入れ、生い茂った草木の伐採、日本庭園の維持管理などと、その起こし方は多岐にわたる。
それと、日本文化を「継承」する担い手でもある。
しょうさいの詳細
【仕事の割合】
民間工事の剪定作業が主な収入源となる。現在、公共工事の公園作りは減っており、一番儲かる庭造りは、全体の「一割」にも満たない。
・個人宅の庭の剪定:60%
・公共工事の公園作り:20%
・金持ち宅の庭造り:9.99%
・日本庭園の庭園造りと手入れ:0.01%
・その他いろいろ:10%
【受注の割合】
公共工事は少なくなりつつあり、七割の業者が個人の剪定作業に依存している。
公共工事率:30%、民間工事率:70%
【請負の割合】
元請けの割合が高いのも、個人の剪定がほとんどなので仕方がない。そして報酬も安い。
元請け率:80%、下請け率:20%
【施工の割合】
もちろん、自社での施工を心掛けている。というか、他業者にはマネできない。できるものならやってみろ!
自社施工率:100%、外注施工率:0%
2.基地~造園会社の能力~
それでは「造園業者」の会社内部を格付けしてみた!評価が高い順に「SS、S、A、B、C」の5段階。
きぼ(規模力)
格付階級:Bランク
会社の大きさのこと。個人経営規模の会社レベルである。事務職1~3人、現場職3~10人ほどの小さな会社が対象。
せつび(設備力)
格付階級:Bランク
自社機械の多さのこと。これと言って、大きな機械は保有しない。良くてユニックや小型バックホウくらいだ。
じんいん(人員力)
格付階級:Aランク
人数の多さのこと。ほとんどの作業が手作業であるため、人員力に頼らなければいけない。
しきん(資金力)
格付階級:Bランク
お金が掛かるかどうかのこと。工事の規模が小さいので、資金繰りにはあまり困らない。かかるとしても人件費が主だ。
そうごう(総合力)
格付階級:Sランク
現場管理能力の高さのこと。造園工事に特化した「施工管理能力」を持っているため、管理力は高い。
せんもん(専門力)
格付階級:SSランク
特殊能力があるかないかのこと。造園工事の庭園造りと庭の剪定に関していえば、右に出るものなどいない。この業者に頼むしかないだろう。
3.組織~造園業者の系譜~
造園の任務を「遂行」するのに必要な職業と階級を紹介!
造園の監督
公共工事や大規模な造園工事には、なくてはならない現場のまとめ役。管理者がいないことには、作業員たちが途方に暮れる。
・普通監督の【エクステリアの現場員】
造園の職人
実際に現地で「庭造り」をする者のこと。一般に「庭師」と呼ばれており、出来栄えの良し悪しは、すべてこの職人の腕にかかっている。
・神級職人の【庭園の請負師】
・上級職人の【日本庭園の庭師】
・普通職人の【ありふれた庭師】
・初級職人の【庭師の手伝い人】
造園の運転手
造園工事で唯一、運転を職業とする者。ユニックにバックホウ、高所作業車と、いろんな操作を得意とする。
・普通運転手の【ユニックの操縦士】
4.資格~造園施工の証書~
造園業者の「業」を使うにあたり最低限必要な免許や資格!
建設業者系の許可
個人宅の剪定作業では必要のない許可だが、500万円を超える工事を請け負う場合や、公共工事を請け負う場合に必要となる。
・専門許可:造園工事業
・専門許可:とび・土工工事業
施工管理系の資格
主任技術者になる者は、ぜひとも取得しておきたい資格。特に、1級造園施工管理技士の「肩書き」は欲しい所。
・国家資格:1・2級造園施工管理技士
・国家資格:1・2級造園技能士
現場作業系の資格
これと言って、特殊な資格はないが建設業内で幅広く使える資格たち。持っていると転職に有利かも?
・技能講習:車両系建設機械の整地等用
・技能講習:高所作業車運転
・技能講習:小型移動式クレーン運転
・技能講習:玉掛作業
作業主任系の講習
作業主任者系の資格は、今のところ何もない。
・特になし
自動車両系の免許
現場までの移動や、トラックを使った運搬があるので、車の免許は取っておこう。
・運転免許:普通自動車運転
・運転免許:中型自動車運転
5.格納庫~大きな機械の倉庫~
造園業者の「武器」であり、最も活躍する建設機械や工事車両の種類!
造園専用機
庭師の腕が武器であるため、専用の機械と言うものは存在しない。
・特になし
造園汎用機
建設界で一般に、広く利用されている機械たち。庭造りでも活躍する。
・掘削属性:小型バックホウ
・楊重属性:クレーン機能付きトラック
・移動属性:高所作業車
・運搬属性:パッカー車
造園小型機
職人専用の武器でもある、小型機械。これにより、庭が見違えるほど「美麗」になるぞ!
・発動属性:チェーンソー
・発動属性:草刈り機
・電動属性:電動バリカン
工事車両系
伐採材の運搬には欠かせないトラック。作業員や職人などと、すべての者が運転する。そのため使用頻度は多い方だ。
・運搬属性:軽のダンプトラック
・運搬属性:2tダンプトラック
6.道具箱~小さな工具の小物入れ~
造園業者には欠かせない「小道具」の数々!
工具系の道具
職人と作業員とが主に使う、専用の工具。そのどれもが、「庭師専用」に開発されたものだ。
・剪断属性:せん定ハサミ
・剪断属性:刈り込みハサミ
・鋸切属性:せん定のこぎり
・足場属性:三脚のはしご
・掃除属性:熊手、竹ほうき
測量系の道具
監督が使う測量機器。庭造りの場合、そのほとんどを職人たちの感覚に頼るため、測量はあまり行われない。
・水準属性:オートレベル
・計測属性:コンベックス5.5m
7.まとめ~要約してみる~
造園業者の業(わざ)と言うものを、まとめてみました。
感想を書いてみる。
造園工事とは・・・
園(その)を造(つく)ることを、生業とした集団のこと・・・
その歴史は古く、室町時代の日本庭園まで、さかのぼる。
そんな、時代の技術を紡(つむ)いできた業界に、
「足を踏み入れたくは・・・ないかい?」
緒。