「石積職人の跡を継ぐ者?人ではなく機械…?石屋にあらわる…?」
・フォークローの達人とは?
「掴み(つかみ)」と呼ばれるフォークローの技を使いこなし、従来は「二人の職人と一人の運転手、一人の作業員」を使った石積工法を、根本的に覆す「機械と作業員」の二人だけで石を積む、バックホウの使い手。
石積の石材をバックホウのつかみ装置で、
「つかみ」
「はこび」
「ならべ」
を、作業員の「合図」により据え付ける。
難易度10の職業だ!
- 1.職業(フォークローの達人の仕事)
- 2.能力(フォークローの達人の強さ)
- 3.装備(フォークローの達人の装飾品)
- 4.特技(フォークローの達人の得意技)
- 5.特長(フォークローの達人の性格)
- 6.転職(フォークローの達人の将来)
- 7.総括(フォークローの達人のまとめ)
1.職業(フォークローの達人の仕事)
石積の「上級運転手」の基本的な内容の解説。
基本のステータス
名前:フォークローの達人
LEVEL:10(経験年数10年以上)
HP:35(肉体のつよさ)
MP:0(頭脳のつよさ)
経験値:3650(次のレベルまであと365日)
-----------
業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:石積(正式名:石工事業)
職業:運転手(正式名:特殊運転手)
階級:上級の位
おもな仕事と思われる内容
【石積の掴作業】
バックホウに「フォークロー」と呼ばれる「ハサミ」のようなアタッチメントを取りつけ、それで石をつかみ、石積職人のように石積を積んでいく。ものすごく技術がいる作業。
主に、
「圃(ほ)場整備」と呼ばれる田や畑などの区画整理事業での石積作業で、その威力を発揮する。
そして、
通常「玉掛け職人、据え付け職人、アームクレーンオペ、雑用作業員」の四人で行われる石積作業を「フォークローの達人、尻かい専門の作業員」の二人だけで行うので、会社としては非常に儲かる仕事でもある。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:雇われ社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者のこと。
いわゆる「雇われ従業員」のことで、一応社員ではあるが時間給で計算されるため、休みなど取りやすく、用事があったら意外と休めるが、もちろん給料はもらえない。
・賃金形態:日給制
一日いくら?の「常用賃金」で、日給月給と呼ばれており、一日働いた時間により、一か月分の給料としてもらえる。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年438万円(月37万円)
日給は一日14,000円の日当がもらえる。
時給にすると1,750円で、建設界の普通作業員よりかなり高い賃金(作業員の1.4倍、キャバ嬢にはまだ負ける)がもらえる。
計算すると、年間で年313日×14000円=438万円となる。月給は月26日×14000円=37万円なり。
・残業:年13万円(月11000円)
石積工事の場合、圃場整備の石垣や個人宅の石垣が多いので、あまり残業はない。残業はあっても月5時間、年60時間程度でほとんどしない。
計算すると、月5時間×1750円×1.25倍=11000円、年12ヶ月×11000円=13万円なり。
・休出:年0円(月0円)
日曜出勤、夜間作業ともに出ることはほとんどない。
・賞与:年12万円(1回6万円)
ボーナスのこと。通常一般の会社では、年2回の賞与があるが、ほとんど期待できない。まれに盆正月の小遣いとして、6万円ほどもらえることがある。
・手当:年0円(月0円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、ほとんど期待できないので無視。会社によっては通勤手当があることも・・・
※仮の給料
額面の年収463万円(月給39万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-17万円(月-1.4万円)
石積工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間0.3割ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
計算すると、天候による休みは年365日×0.3割=12日(月1日)となる。
・連休による休み:年-21万円(1回-7万円)
1月の正月休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)、8月のお盆休み(5日間)の長期連休で、年間15日程度、建設業界では現場が休むことになる。
・税金による搾取:年-94万円(月-7.8万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約22%」が持っていかれる。
※真の給料
手取の年収331万円(月給28万円)
額面の年収463万円(月給39万円)
年間の差額 -132万円(月間-11万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。悪しからず・・・
2.能力(フォークローの達人の強さ)
石積の「上級運転手」に必要な、色々な基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:31ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■□□□□□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
腕力の強さのこと。ほかの運転手同様に、力を使うことはない。
うでまえ(技前)
技: 9 ★★★★★★★★★☆
操作技術の高さのこと。抜群の腕を持ち正確無比な操作を要求される。土木系トップクラスの技がなければならない。
たいりょく(体力)
体: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。必要はあまりないし、なくても大丈夫な職業。
かしこさ(賢さ)
賢: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
頭の良さのこと。頭で考えるよりも早く、体が反応する賢さよりも「センス」が必要だ。
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏な動きのこと。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 8 ★★★★★★★★☆☆
精神力の強さのこと。ほかの職業にはない、ものすごく高いレベルの「集中力」が必要。一日作業すると精神的に、かなり疲れると聞く。
3.装備(フォークローの達人の装飾品)
石積の「上級運転手」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【機械系】
掴機属性:フォークロー仕様のバックホウ
掘削属性:スケルトン仕様のバックホウ
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:新品に近いヘルメット
【籠手系】
手の保護:シルクの運転グローブ
【鎧系】
体の保護:寅壱のニッカポッカ
体の防寒:寅壱のチョッキ型ベスト
【甲掛系】
足の保護:履きやすそうなサンダル
どうぐ(道具)
【腰袋系】
腰袋:なし
【工具系】
装飾品:電動式のグリスポンプ
装飾品:FMラジオ
【乗物系】
専用車:軽のデコレーショントラック
4.特技(フォークローの達人の得意技)
石積の「上級運転手」が、経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【フォークロー(操作技)】
難易度:5 ★★★★★
通常、吊作業で行う石積工事をフォークローを使って石をつかみ、そのまま据え付ける技。「石の面」、「アームの角度」、「機体の位置」をすべて把握していないと、できない難しい技。そして難易度も最上級。
【石工の眼(眼技)】
難易度:5 ★★★★★
石積職人と同じ眼を持ち、次に使える石を見分ける技。「目視」で見分ける技なので、相当の鍛錬が必要な技。
できれば覚えたい特殊技
【奥義:石の声(聴技)】
難易度:5+ ★★★★★+★
「僕を使ってくれ!」、「私を使って!」と、石の声が聞こえる少しバカげた奥義。でも、実際に聞こえる者もいるらしく、その聞こえた石を使うと「ぴたり」と石垣にはまるという。
持っておきたい資格術
【技能講習:車両系建設機械運転(解体用)】
難易度:2 ★★☆☆☆
フォークローと呼ばれるアタッチメントを取り付けて作業をする場合、必要となる資格。解体はしないが石をつかむのに必要。
5.特長(フォークローの達人の性格)
石積の「上級運転手」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・監督、職人から「すごい技を使う者」と思われ、有頂天なれる。
・この技が使えると、石屋の個人事業主として独立できる。
悪いところ
・この技を使うことにより、普通の作業員とフォークローの運転手の二人だけで、作業しなければならない。
社会的地位
・階級:メタルカラー(中流階級)の貧乏脱出層
この技の使い手ともなると、建設業界ではものすごい憧れの眼差しで見られる。そして階級は、運転手なのに「メタルカラー」と呼ばれてもよい。
生き残り
なかなか「マネ」できない技を使うので、石積工事の作業では重宝される。余計なお世話だが、フォークローで石を積めるのなら従業員で生きていくのではなく、独立してみては・・・
6.転職(フォークローの達人の将来)
石積の「上級運転手」の職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
石積の上級運転手で【フォークローの達人】から始めよう。
・なりかた1:一応、一通りの石垣の積み方は理解している。
・なりかた2:誰にも言えないが、人より建設機械の運転は「上手い」と思っている。
そのあと・・・
修業を行い、上級位の石積の神級運転手【スーパーワークハンドの達人】に進化しよう!
・なれる条件1:フォークローを使い始めて10年目。
・なれる条件2:フォークローを使い、一人で石積ができる。
・なれる条件3:フォークローを使い、段ボール箱をつかめる。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:多彩なバックホウの技を使う【一般土木の上級運転手】になる。
・おすすめの転職先2:大規模な掘削工事を味わうために【土木土工の上級運転手】になってみる。
7.総括(フォークローの達人のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
フォークローを使っての石積作業。
簡単に見えるが、ものすごく難易度が高い、あまり類を見ない技の使い手。
「石を見分ける」玉掛職人の「眼」
「石を据付ける」石積職人の「腕」
の、両方の技術を兼ね備え、なおかつバックホウの操縦をしなければならない。
まさに、
職人いらずの職業だ。
会社としては、人件費が「半分」で済み、いいことづくめである。
若人よ・・・
もし、この技術を習得したのなら、
「独立せよ!!」
掴。
・ほかの石積工事の職業も見てみる。