「ヒト・モノ・カネの三本柱で、土木業界を練り歩く社長!」
・土建屋の株主社長とは?
建設業界の土木工事業を営む、ごくごく普通の会社経営者のこと。
土木の元請け工事の場合、受注工事のほとんどが公共工事であるためか、工事代金の【取りっぱぐれ】が、まずない。
請求時には、必ず1円単位で払ってくれて、「建設業者は神様です!」みたいな対応をしてくれる。
しかし、
下請け工事の場合、その元請け会社の経営状態を調査して、請け負う必要があるのだ!
が、しかし!
現在は、公共工事の激減により、その安定は脅かされつつある。
- 1.職業(土建屋の株主社長の仕事)
- 2.能力(土建屋の株主社長の強さ)
- 3.装備(土建屋の株主社長の装飾品)
- 4.特技(土建屋の株主社長の得意技)
- 5.特長(土建屋の株主社長の性格)
- 6.転職(土建屋の株主社長の将来)
- 7.総括(土建屋の株主社長のまとめ)
1.職業(土建屋の株主社長の仕事)
一般土木の「普通経営者」の基本的な内容の解説。
基本ステータス
名前:土建屋の株主社長
LEVEL:5(経験年数5年以上)
HP:55(肉体のつよさ)
MP:35(頭脳のつよさ)
経験値:1825(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(総合業種)
業種:一般土木(正式名:土木一式工事業)
職業:経営者(正式名:代表取締役で社長)
持株:資本金1000万円、出資率51%
階級:普通の位
おもな仕事の内容
【情報の収集】
ほかの土木会社の社長たちとの、飲み会や会合での情報集めと情報交換。
官公庁の入札案内を精査し、その工事を「取りに行くのか、行かないのか」決定すること。
【お金の管理】
入出金管理、つまり出ていくお金と、入ってくるお金の動きの管理。資金調達や資金繰りのこと。
【社員の教育】
従業員とうまくコミュニケーションを取り、気づかれることなく、馬車馬のように働かせること。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:代表取締役
出資率が半分以上(51%)の筆頭株主であり、会社の役員として「委任契約」を結んでいる者。いわゆる「代表取締役」と呼ばれる一国の主のことである。
・賃金形態:報酬制
一年間いくら?の「役員報酬」で、定期同額給与と呼ばれる、一年ごとの更新で固定給料が月々もらえる。また、自分の会社なので、節税対策として給料は安く抑えないといけない。
・勤務形態:自由労働
労働時間は一日8時~17時までの基本8時間で、休日は土曜日、日曜日、祝日であるため、年間120日ほどの休みがある。
計算すると、出勤日数は年間245日(月20日)となる予想。
が、経営者にもなると自由に仕事をして、自由に休めるので、あまり関係ない。
【きほんの給料】
・給与:年500万円(月41.7万円)
株主総会(役員みんなで決めるが、結局自分が決める)で決められた役員報酬が、年収500万円で、月に41.7万円が支給される。
日給に直すと41.7万円÷20日≒20,000円、時給にして2,500円となり、建設界の普通作業員より驚くほど高い賃金(作業員の2.5倍、キャバ嬢にやっと勝てる)がもらえる。
・残業:年0円(月0円)
一般土木の場合、公共工事が主な元請け工事であるため、ほとんど残業はしない。あったとしても月1時間、年12時間程度。もちろん役員報酬であるため、残業はつかない。
・休出:年0円(月0円)
休日出勤なんて、まず考えられない。もちろん夜間作業も全くない。
・賞与:年260万円(1回260万円)
役員報酬に賞与などはないが、儲かって利益が出たときに、配当金としてもらえる。
・手当:年240万円(月20万円)
通勤手当や携帯電話などの手当てのことで、すべて役員報酬に含まれる。しかし、夜の飲み代や専用車の経費などは、会社の経費で落とせる。ここが大きい。
※仮の給料
額面の年収1000万円(月83万円)
仮の給料とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている給料で「額面の給与」と呼ばれており、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-0円(月-0円)
土木工事の場合、建設界最大の天敵「雨、雪、台風」があり、年間1割(年30日)ほど現場で作業ができないので当然、休みとなる。
が、天候に関係ない事務所なので、休みはない。
・連休による休み:年-0円(1回-0円)
1月の正月休み(3日間)、5月のゴールデンウイーク(3日間)、8月のお盆休み(3日間)の長期連休で、年間9日程度、建設界では事務所も休むことになる。
給料には、もちろん影響はない。
・税金による搾取:年-280万円(月-23.3万円)
社会保険や雇用保険、所得税など、国にとられる税金で、給料総額の「約28%」が上納金として持っていかれる。
※真の給料
手取の年収720万円(月60万円)
額面の年収1000万円(月83万円)
年間の差額 -280万円(月-23万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。これが「真実の給与」です!!
※ケンセツクエスト調査班のかなり「テキトー」な計算方法で算出しています。あしからず・・・
2.能力(土建屋の株主社長の強さ)
一般土木の「普通経営者」に必要な、いろいろな基本能力値を解説!
つよさ(強さ)
総合能力値:42ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■■■■■□□□□□60
「力、技、体、賢、速、心」の6つの数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」とか「かっこいい」と思われる。
ちから(筋力)
力: 7 ★★★★★★★☆☆☆
この場合、権力のこと。このレベルになると、現場での作業はなくなるので、力はいらない。
うでまえ(技前)
技: 7 ★★★★★★★☆☆☆
経営能力の高さのこと。「会社経営」という、舵取り操作の腕は、当然必要。
たいりょく(体力)
体: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
持久力の長さのこと。夜な夜な、飲みに出かける体力は必要である。
かしこさ(賢さ)
賢: 7 ★★★★★★★☆☆☆
頭の良さのこと。資金調達で、銀行との駆け引きの時、賢さが必要となる。
ざいりょく(財力)
財: 8 ★★★★★★★★☆☆
お金のこと。土木会社の社長にもなると金持ちが多い。が、自由に使える会社の金は、限られている。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 8 ★★★★★★★★☆☆
精神力の強さのこと。ほかの土木会社の社長たちとの駆け引きや、心理戦に耐えられる心の強さが必要。
3.装備(土建屋の株主社長の装飾品)
一般土木の「普通経営者」が現在装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【経営系】
営業属性:貫禄のある名刺
営業属性:折り畳み式の携帯電話
文書属性:特注品の会社印鑑
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の保護:お高い整髪料
【籠手系】
手の装飾:ロレックスの腕時計
【鎧系】
首の保護:高級品のネクタイ
体の保護:決して安くはないスーツ
【甲懸系】
足の保護:一流ブランドの革靴
どうぐ(道具)
【事務系】
文書属性:高級なボールペン
文書属性:スケジュール帳
【乗物系】
専用車:国産の高級車
汎用車:同上
4.特技(土建屋の株主社長の得意技)
一般土木の「普通経営者」が経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【経営術:受注の術式】
難易度:4 ★★★★☆
元請け、下請け工事を問わず、仕事を取ってくること。経営の基本技の一つで、売り上げ高の確保である。なお、公共工事の場合、発注者が「やけに高い経費」の掛かった設計金額を出し、「最低価格」までもが決まっているので、赤字になることは、まずない!
【経営術:資金の術式】
難易度:4 ★★★★☆
経営の基本術式の一つである、お金を管理する方法論。赤字倒産もそうだが、儲かっているのに黒字倒産という「そんなばかな・・・」を避けられる。
【経営術:経営の術式】
難易度:4 ★★★★☆
経営学を学んでみる術式。経営にかかわることを勉強することで、まずは、お金の歴史から学ぼう!
【経営術:財務諸表論】
難易度:4 ★★★★☆
経営者にとって、最低限必要なお金の知識。いろんな種類があるが、一番重要な「損益計算書」と「貸借対照表」の読み方と、使い方をマスターすることをいう。
できれば覚えたい特殊技
【会話技:はったり】
難易度:4 ★★★★☆
完全な嘘ではなく、勢いと言葉で「はったり」をかまし、不利な局面を逃げ切る技。相当な胆力を必要とする。
【最終技:錬金術】
難易度:5 ★★★★★
不動産、株式、信託などの投資物件を利用して、お金を増やす奥義。長期投資や短期投資があるが、どちらもリスクを背負う。
持っておきたい資格術
【個人資格:経営に関する新約聖書】
難易度:4 ★★★★☆
「経営の神様」と呼ばれる、伝説の経営師、松下電器の創業者「故・松下幸之助」の経営理念を学ぶこと。ぜひとも取得したい。
5.特長(土建屋の株主社長の性格)
一般土木の「普通経営者」の良いところ、悪いところ、建設界での階級などなど。
良いところ
・一般社会的に裕福であり、人生の勝ち組である。
・こころざし高き者への、神様からのご褒美である。
・うらやましい限りである。
悪いところ
・貧乏人から疎まれる。
・真の安定というものがない。
・倒産すると、今の地位をすべて失う。
社会的地位
・階級:ゴールドカラー(特流階級)の超富裕層
特流階級の初級に当たる職業。別名を「ゴールドカラー」という。一般的にも勝ち組の称号を持つ。
生き残り
起業当初とは違い、すこし安定してきた一般的な会社経営者。しかし、気を抜くと、寝首を書かれることも・・・
6.転職(土建屋の株主社長の将来)
一般土木の「普通経営者」の職を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
一般土木の普通経営者の【土建屋の株主社長】になり職を極めよう。
・なりかた1:最低5年間は会社を存続させる。
・なりかた2:自分自身の資産を増やすことに専念する。
・なりかた3:むやみに、重機やトラックを買わない。
そのあと・・・
レベルを上げて上級の【金持ちのワンマン社長】に進化しよう!!
・なれる条件1:経営陣を身内で固めてしまう。
・なれる条件2:腕のいい会計士、税理士を見つける。
・なれる条件3:隠し預金がたくさんある。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
今のところ、土建屋の社長以外に、転職の道は見当たらない。レベルアップに精進しよう!
7.総括(土建屋の株主社長のまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
一般土木の普通経営者・・・
この職業に就かれた経営者の皆様。
このたび、
勝ち組になられまして、おめでとうございます・・・。
このまま【土木工事業の経営者】という立場を維持して、安定を狙うのも「あり」だと思います。
そして、
老後に備え貯蓄し、豊かな人生を全うするのも「良し」とされます。
でも・・・
あなたの中の、もう一人の自分がこう言ってます・・・
「このまま終わってしまっても、いいのかい?」
経。
・一般土木の会社をのぞいてみる。
・一般土木のほかの職業をのぞいてみる。