「破壊(デモリション)のすべてを知り尽くした男!解体屋の師匠(マスター)!」
・破壊極:デモリションマスターとは?
現在、日本で確認されている解体工事の現場監督の中で、最上級の仕事をこなす者の総称。
平たく言うと、何でもできる、解体に特化した監督のこと。
「人力解体工法」「機械解体工法」「特殊解体工法」と、すべての工法に精通しており、さまざまな技と術をもちいて構造物を破壊する。
そして、
「監理技術者証の術」の使い手でもあるので、どんなに大きな規模の建造物でも、無制限に壊せる。まさに無敵の職業!
それでは、その者の職業がどんなモノなのか、暴いていこう!
余談、
一説によると、この職業のさらに上、発破解体工法と呼ばれる古(いにしえ)の破壊技を使う神級職があるらしいが、詳細は不明。
※主要部隊
・バックホウロングアームクラッシャー装備 MOBILESUIT-百式 VERSION
・バックホウパクラー装備 MOBILESUIT-ZAKUⅡ VERSION
・バックホウアイオン装備 MOBILESUIT-ZAKUⅠ VERSION
- 1.職業(破壊極デモリションマスターの仕事)
- 2.能力(破壊極デモリションマスターの強さ)
- 3.装備(破壊極デモリションマスターの装飾品)
- 4.特技(破壊極デモリションマスターの得意技)
- 5.特長(破壊極デモリションマスターの性格)
- 6.転職(破壊極デモリションマスターの将来)
- 7.総括(破壊極デモリションマスターのまとめ)
1.職業(破壊極デモリションマスターの仕事)
解体の「上級監督」の基本的な仕事内容の解説。
基本のステータス
名前:破壊極デモリションマスター
LEVEL:20(経験年数20年以上)
HP:50(肉体のつよさ)
MP:30(頭脳のつよさ)
経験値:7300(次のレベルまであと365日)
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業界:建設業
種族:土木系(専門業種)
業種:解体工事(正式名:解体工事業)
職業:監督(正式名:監理技術者)
階級:上級の位
おもな仕事と思われる内容
基本的に、解体工事の普通監督ができる仕事にプラスして、特殊工法と呼ばれる少し変わった技と術を使った仕事。
【人力解体工法】
機械が入らない木造の建築物や、鉄骨でできた倉庫、ビルなどの内部解体するときの解体工法で、その管理業務に携わる仕事。
しかも、管理だけではなく「作業」も得意としており、チェーンソーやガス切断機を一通り使える技を持つ。そんな仕事。
【機械解体工法】
バックホウをベースにした解体機械を使用して、木造、鉄骨造、RC造、SRC造でできた建造物を壊す解体方法で、その管理業務に携わる仕事。
しかも、管理だけではなく「運転」も得意中の得意で、大割圧砕機クラッシャーを搭載した「破壊神ニブラ」を操る技を持つ。そんな仕事。
【特殊解体工法】
人力や機械を使った一般的な解体工法ではなく、いろんな道具を用いて、「静かに壊す」「ホコリを出さないで壊す」「揺らさないで壊す」などの高度な工法の管理業務。
そして、特殊工法であるがため、総工事費がものすごく高く、一般の解体業者では太刀打ちできない。しかし、監理技術者であるので、どんな規模の解体工事でも行うことができる。※もちろん、特定建設業の許可は取っています。
【発破解体工法】
現在の日本では「爆薬」による解体工事は禁止されているため、この仕事は幻となっている。
ただ、都市伝説で「破壊皇ビル・ボマー」という神級職業があるらしいが・・・
以上が、仕事内容。
気になる給料の中身
【やとわれ方】
・雇用形態:正式社員
会社と雇用契約を結んでいる労働者。いわゆる「正式社員」のことで、このことを世間では、サラリーマン(正社員)と呼ぶ。
しかし、日給月給制の人たちとは違い、正社員は勝手に休みにくい。
・賃金形態:月給制
月給固定制の「月給賃金」なので、出勤日数に関係なく一か月いくらの固定給料がもらえるため、金額は変動しない。ちなみに、残業は基本時給の1.25倍、休日夜間は1.5倍だ!
家庭持ちの生活がかかっている人にはうれしい制度。
・勤務形態:時間労働
一日8時~17時までの8時間労働(休憩1時間)で、休日が日曜日だけの年間52日の休みとなる。計算すると、年間313日(月26日)の出勤日数。
【きほんの給料】
・給与:年438万円(月37万円)
給与は、月給37万円の固定給が毎月もらえ、年間で12ヶ月×37万円=438万円となる。
ちなみに、日給に換算すると、37万円÷26日=14,000円、時給は14,000円÷8時間=1750円也。
感覚的には、建設界の普通監督より高い水準(普通作業員の1.4倍、キャバ嬢の半分と半分)の賃金となる。
・残業:年0円(月0円)
解体工事の場合、騒音、振動、粉塵問題などから残業はほとんどない。が、監督に関しては書類作成の事務処理が発生する。月に25時間、年に300時間程度。
・休出:年0円(月0円)
解体工事には、近所迷惑の手前もあり、休日出勤や夜間作業はほとんどない。
・賞与:年80万円(1回40万円)
正社員だけあって、ボーナスはある。夏と冬で1回40万円が、年2回で80万円程度。
・手当:年60万円(月5万円)
通勤手当や、携帯手当などのことで、正社員だけにいろんな手当はある。通勤費が月5000円、携帯費が月5000円、現場手当が月2万円、資格手当が2万円。
※仮の給料
額面の年収578万円(月48万円)
仮の総額とは、会社と雇用契約を結ぶ時の給料や、求人案内などに書かれている「額面の給与」と呼ばれる給料で、だいたいこんな感じになる。この金額が丸々手に入るわけでもないので、あしからず・・・
【ほんとの給料】
・天候による休み:年-0円(月-0円)
解体工事の監督の場合、建設界最大の天敵「雨」が降っても現場作業ができ、事務作業もできるので、休むことなく働ける。ちなみに1ヶ月の休みは26日×0%=0日となる。
・連休による休み:年-0円(月-0円)
1月の正月休み(5日間)、8月のお盆休み(5日間)、5月のゴールデンウイーク(5日間)の長期連休(年15日程度)で、建設業界ではほとんど休むことになる。が、月給制の優遇により、給料から差し引かれることはない。
・税金による搾取:年-133万円(月-11万円)
社会保険や雇用保険など、国にとられる税金。額面給与の23%が、お布施として持っていかれる。
※真の給料
手取の年収445万円(月37万円)
額面の年収578万円(月48万円)
年間の差額-133万円(月-11万円)
実際に手元に残る手取りの給料は、休みや税金を差し引くと、これくらいになる。
これが「真実の給与」です。
※ケンセツクエスト調査班の予想です。
2.能力(破壊極デモリションマスターの強さ)
解体の「上級監督」に必要な、色々な基本能力値と解説!
つよさ(つよさ)
総合能力値:36ポイント(60ポイント中)
0■■■■■■■■■■■□□□□□□□60
力や技、体などの個々の数値を集計した総合ポイント。数値が高いほど「強い」とか「すごい」と思われる。
ちから(力)
力: 7 ★★★★★★★☆☆☆
腕力の強さのこと。解体の作業員も経験済み!そこいらの作業員には、まけない自信がある。
うでまえ(技前)
技: 7 ★★★★★★★☆☆☆
操縦技術のこと。解体の運転手すら経験済み!そこいらの運転手なんて屁でもない
たいりょく(体力)
体: 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
持久力の長さこと。最近は運動不足で体力は落ちている。
かしこさ(賢さ)
賢: 7 ★★★★★★★☆☆☆
頭の良さのこと。監督なる者、中級レベル以上は賢くありたい。
すばやさ(素早さ)
速: 5 ★★★★★☆☆☆☆☆
機敏性のこと。現場監督なる者、現場でも事務所でもキビキビした動きが必要。
こころのつよさ(心の強さ)
心: 7 ★★★★★★★☆☆☆
精神力の高さのこと。負けない心の強さはすでに備わっている。
3.装備(破壊極デモリションマスターの装飾品)
解体の「上級監督」が装備できる武器、防具、その他の道具。
ぶき(武器)
【発動系】
切断属性:チェーンソー
【空圧系】
切断属性:ガス切断機
【油圧系】
圧砕属性:クラッシャー(大割用圧砕機)
圧砕属性:パクラー(小割用圧砕機)
破断属性:スチールカッター(鉄骨用切断機)
【機械系】
掘削属性:ベースマシンのバックホウ0.7m3
ぼうぐ(防具)
【兜系】
頭の防護:三本線のヘルメット
眼の保護:まぶしさ防止のサングラス
【籠手系】
手の保護:少し高めの手袋
腕の装飾:監理技術者の腕章
【鎧系】
体の保護:最近はやりの作業服
体の防寒:今風な防寒着
体の防暑:クールテックなTシャツ
【甲掛系】
足の防護:アシックスの安全靴
どうぐ(道具)
【小道具系】
装飾品:監理技術者証のカード
装飾品:メモ用のボールペン
【現場管理系】
電脳:高性能なノートパソコン
電脳:最新型のレーザープリンター
【乗物系】
専用車:乗用車のライトバン
通勤車:同上
4.特技(破壊極デモリションマスターの得意技)
解体の「上級監督」が経験を積むことにより覚えるスキル・技、それと奥義。
覚えなくてはならない基本技
【解体技:グチャグチャ】
難易度:1 ★☆☆☆☆
「混合解体」と呼ばれる技で、いきなり解体機械で建物を壊す技。そのため作業は早いが、混ぜこぜのゴミが大量に発生する。
しかし、2003年以降、禁止されている技なので現在の日本では使えない。
【解体技:バラバラ】
難易度:3 ★★★☆☆
「分別解体」と呼ばれる技で、瓦は瓦、木は木、鉄は鉄という風に、地道にわけて建物を壊す技。そのため作業に時間がかかるが地球にエコ。現在の日本では主流な技。
【解体技:ジャー】
難易度:4 ★★★★☆
「ワイヤーソーイング解体」と呼ばれる技で、長いワイヤーロープに金剛石(ダイヤモンド)を埋め込んで、糸鋸のように回しながらコンクリートを切断する技。その特長として、静かだ!
【解体技:シャー】
難易度:4 ★★★★☆
「ウォータージェット解体」と呼ばれる技で、ふつうの水に超高圧の力を加え、解放エネルギーを使い、どんな硬い建物でもぶった切る。その特長として、静かでホコリがしない!
【解体技:メリメリ】
難易度:4 ★★★★☆
「静的破砕解体」と呼ばれる技で、薬品の化学反応を利用した膨張エネルギーを使い、誰にも気づかれないよう建物を破壊する技。その特長として、静かで、ホコリがなく、揺れない!
できれば覚えたい特殊技
【奥義:ドッカーン】
難易度:5+ ★★★★★+★
「発破解体」と呼ばれる解体技で、ダイナマイトの力を借りて、すべてを破壊する究極の奥義。現在の日本では禁止されているので、絶対にやってはいけない技。しかし、伝説によると海外で、この技を得意とする者がいるらしい。
持っておきたい資格術
【国家資格:1級土木施工管理技士】
難易度:5 ★★★★★
土木系の中では「最高峰」の位を持つ資格で、監理技術者になりたいのであれば、必ず取っておきたい。ただし、この1級土木施工管理技士の資格だけでは「監理技術者」になることはできない。
【講習資格:監理技術者資格者証】
難易度:1 ★☆☆☆☆
最終的に監理技術者になるための講習。この講習を受けて登録することにより、晴れて「監理技術者」になれるという。これで管理できる現場の規模が無制限になる。
5.特長(破壊極デモリションマスターの性格)
解体の「上級監督」の良いところ、悪いところ、などなど。
良いところ
・解体工事のすべてに精通しているので、わからないことがない。
・「すべて経験している」ということは気持ちがいい。
・「誰にも負けない」という強い心が持てる。
・仕事にホコリが持てる。
悪いところ
・技と術の習得に時間がかかる。
・「作業員~運転手~監督」の順序を踏まないと、この職業になれない。
・レベルアップが、ドラクエ3の賢者なみに遅い。
・責任感が薄い者には、この監督業務は務まらない。
社会的地位
・階級:メタルカラー(中流階級)の高所得層
最高だ!解体現場で、これ以上の職業はない!「メタルカラー」と呼ばれる中流階級の上のほうで、皆ここを目指す。ただし、さらにその上「破壊皇ビル・ボマー」のことを忘れるな!
生き残り
・外国人達に仕事を奪われる確率:0%
・人工知能に仕事を奪われる確率:0%
・後輩社員に仕事を奪われる確率:1%
これからの解体業界は「解体ラッシュ」のおかげで、当分は大丈夫。誰にも奪われないし、どこの会社でも、引く手もあまた。
6.転職(破壊極デモリションマスターの将来)
この職業を極め!進化し!転職せよ!
まずは・・・
解体の上級監督で【破壊極:デモリションマスター】から始めよう。
・なる方法1:解体業の監督を始めてから、20年ほど経つ。
・なる方法2:猛勉強の末、1級土木施工管理技士を取得した。
・なる方法3:ついでに、監理技術者証も取った。
・なる方法4:どんなに巨大なビルでも、物怖じしないで自分で壊せるし、誰かに壊させることもできる。
・なる方法5:時々、自分が「破壊神ビルス」になった夢を見る。
そのあと・・・
血の修業を行い、神級の位【破壊皇:ビル・ボマー】を目指してみる!
・なれる条件1:残念なことに、現在の日本では発破解体は行われていないので、海外(アメリカ)に出る。
・なれる条件2:通信教育か、駅前留学のどちらでもよいので英語を学ぶ。
・なれる条件3:家族に別れを告げる。
・なれる条件4:渡米して海外の発破解体専門業者に、どうにかして就職する。
・なれる条件5:そこで解体技を学び、修行する。
さらに・・・
さらなる高みを目指し、ほかのジョブへと転職!!
・おすすめの転職先1:1級土木施工管理技士の持っているのなら、怖いモノは何もない。破壊から創造へ一般土木工事の普通監督【強兵の土木技士】から始めよう!
・おすすめの転職先2:「奇をてらった」職業で舗装工事の普通監督【アスファルトの現場員】を始めてみては、どうだろうか?
7.総括(破壊極デモリションマスターのまとめ)
そうかつという名の感想。
まとめてみた
解体工事を「己(オレ)の天職」として選んだ男の物語。
【1年目・・・】
中学を卒業した己(オレ)は、解体専門業者の門をたたき、「破壊初クリーンアップ」という名の初級作業員の職業についた。
毎日、掃除片付使走の日々を過ごし、仕事にも慣れてきたころ、木造の建物を手で壊す、「破壊人ウッドクラッシャー」という名の普通作業員の地位を得た。
そして、
経験を積み、なにか物足りなくなった己(オレ)は、手バラシによる鉄骨解体が得意な「破壊僧スチールスクラッパー」という名の上級作業員に志願した。
しかし、
まだ下っ端であるが故(ゆえ)、会社主催のイベントショー「解体工事の見学会」という催物の主役、「解体戦隊クラッシャーマン」という名の神級作業員の一員に抜擢された。若かった己(オレ)は、恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・眠れなかった・・・
【6年後・・・】
あれから数年の月日がたち、解体機械の運転手にあこがれた己(オレ)は、コンクリートを壊す機械「破壊獣アイオン」という名の初級運転手を練習することにした。「少しでも楽をしたい」という願望に負けた。
それから、
少し運転が上達した己(オレ)は、調子に乗って、「破壊王グラップル」と呼ばれる普通運転手の職業にあこがれて、解体機械による木造建物の解体に挑んだ。結果、「難しい・・・自分の考えが甘かった」と気づく。
そして、
突然の運転手のケガによる「破壊神ニブラ」という名の上級運転手の仕事。RC造のビルや、鉄骨造の倉庫など、やったこともない解体工事を、無理やりやらされる。そして、ある日、突然目覚めた・・・
この後は、ご存じの通り、「破壊聖スーパーニブラ」という名の神級運転手となって、破壊の限りを尽くした。
【12年後・・・】
壊す方より、壊させることに興味を持った己(オレ)は、無性に現場監督になりたくなった。下っ端からの始まりは、覚悟のうえで「破壊初インターンデモリション」という名の初級監督から始める。
だが、
予想をはるかに上回るくらい、きびしい。
甘かった・・・
はたから見ると「仕事しなくていいから、うらやましい!」といわれる現場監督の仕事だが、やってみると、「もう辞めたい!今すぐ辞めたい!!」という気持ちになる。だから一日でもいいから、「監督にグズグズ」文句ばかりいう、お気軽作業員に学ばせたいくらいだ。
そして、
そうこうしてる内に、管理の仕事を覚え、解体工事現場をまかされる。「破壊匠デモリションマン」という名の普通監督の仕事を・・・。
【20年後・・・今】
さまざまな解体工法を学ぶべく、いろんな解体会社を渡り歩き、いろんな技と術を極めた・・・
今現在、過去を振り返ってみると、「様々な経験が己(オレ)を創ってくれた、もう感謝しかない・・・」と思っていると、己(オレ)は無意識に両の掌を合わせていた。
そして、
みな、
「破壊極デモリションマスター」という名の上級監督へ・・・となっていくのである。
と、いう物語・・・完。
【30年後・・・未来】
後日追加予定。
極
と、言うことで、解体工事の業務内容を見てみる。
・解体工事の監督の職業を見てみる。
・解体工事の運転手の職業を見てみる。
・解体工事の作業員の職業を見てみる。